台高北部】黄葉には少し早い明神岳・桧塚奥峰・桧塚


【行き先】 台高北部 明神岳・桧塚奥峰(1420m)・桧塚(1402m)
【日 時】 2016年10月15日(土)
【コース】 大又-明神平-明神岳(1432m)-判官平
      -桧塚奥峰(1420m)-桧塚(1402m)
【メンバー】MICKEY&矢問
黄葉には2週間ほど早いが、4年ぶりに明神平に行くことにした。家を朝4時に出た。
南阪名道を走り、久々のルートを走る。車中でコンビニ購入の朝食を食べた。
道路の気温は3℃と表示されている。寒い。
大又林道に入り進む。

駐車スペースには5台ほどの車が停まっていたが人の気配は1台のみ。
そのご夫婦が先に出発された。
   
 6:30
5分後に我々も出発。駐車スペース横に白い花が見えた。
「ケシロヨメナか、シロヨメナかな。」と僕。「今日は本を持参していないの」とMICKEY。
「持ってこなかった・・・」と僕。「帰ってから調べたらいいよね」とMICKEY。

「あれはサワヒヨドリかな・・・葉が違うな。セリ科のシラネセンキュウと思うけど・・・」と僕。
「あっ、アケボノソウが咲いてるよ」とMICKEY。

沢沿いに鮮やかな実をたくさんぶら下げたヨウシュヤマゴボウ。実を口に含んでみたが、
うまくもまずくもない。直ぐにはき出したが、紫色がいつまでも口内に残って困った。
「そんなもの口に入れるからよ。有毒植物なのに!この果汁は強い染料で、服や人体に
付くとなかなか落ちないのよ。インクベリー(Inkberry)とも呼ばれているでしょ」とあきれ
ているMICKEY。

その通りである。興味本位でしてはいけない。ヨウシュヤマゴボウは有毒植物。
全体にわたって毒があり、果実も有毒。ブルーベリーと間違って誤食する事故もある。
まねはしないで欲しい。
   
   
   
   
前回激しくえぐれていた林道はある程度修復されてましになっていた。
「紅葉には少し早いけど、沢に近いからかタラノキの葉は紅葉しているね」とMICKEY。
イヌタデに似たハナタデも咲いているのをMICKEYが見つけた。
ナギナタコウジュの花も咲いている。黄色い花はゴマクサの花か。
   
   
   
   
明神平への登りは、体のエンジンがまだかかりきっていない最初がキツイ。
汗をかかない程度に、ゆっくりゆっくりと登る。直ぐに上着を脱いだ。
「あと一息だよ」と水場でコッフェルを出し水を飲む。
   
   
   
8:30
ジグザク道を進み明神平に到着。
東屋で休憩して写真を撮る。天理大小屋の裏でテント泊している人がいた。

風が冷たい。紅葉はまだ早いが、青空がさわやかで気持ちよい。
「じっとしていると寒いね」と相棒。「直ぐ北の国見山にでも行く?」と僕。
「2002年10月に木屋谷川本谷を沢登りで登って行った山よね。寒い想い出しか
ないのでいや。」とMICKEY。「では薊岳にでも行く?」と僕。
薊岳は2001年の12月に行ったし、2002年の10月に大又川の石ヶ平谷から
沢登りで登ったからもういかない」とMICKEY。


「桧塚まで行こうよ」と僕。「え~っ、今日は明神平でまったりのはずでしょ」と相棒。
4年前の2012年は黄葉終盤の11月3日に行った。2005年は12月30日の雪の頃
2001年は12月にいろりの落書きを消しに行った。暑い時期には行きたくない山域。

「寒いし、まだ8時半過ぎだし、ここからはアップダウンもしれてるから行こう」と僕。
「しかたない・・・。桧塚へ行くか・・・。雪の頃も紅葉の頃も行ったのに・・・。」と相棒。
「今日も4年前のようにグーさんに会えるかな」と僕。「それは無いと思うよ」とMICKEY。


尾根道の立派なブナが何本も立ち枯れている。キノコが沢山ついて分解も始まっている。
なぜこんなに沢山のブナが枯れたのだろうか・・・・

9:05
明神岳。地形図では穂高明神。いつ来ても山頂らしくない山頂だ・・・。
雪の頃のように、すぐ左手からトラバース気味に下降しようかと思ったら、スカートのよ
うなものをはいていらっしゃる男性が追いついてきて「もう少し先に道標がありますよ」
と。勿論、その下降点は知っているのだが・・・・「道標まで行って下ろうよ」と相棒。 
   
   
   
判官平を経て歩くと、カエデが紅葉している箇所がある。
桧塚奥峰へのゆるい登り。人が4~5人いるようので、いまはパスして先に桧塚へ
行くことにした。
桧塚への道には人影がない貸し切り状態。この尾根の木も紅葉が少し始まっている。 
 
10:15
桧塚。すぐ下の岩のところで以前はランチにしたことをMICKEYは忘れていたようだ。
まだそれほどおなかが空かない。もどる途中でランチタイムにすることにした。
写真を撮ったり、無線機FT1DでAPRSを発信した。無線機は静かだ。
   
   
   
10:50
ゆっくりと桧塚奥峰へと戻る。すぐ南側にある尾根を眺めた。
2006年9月に山日和さんたちとヌタハラ谷から桧塚劇場に沢登りで登ったのを
思い出す。少し景色を楽しんでそこをあとにした。

しばらく進んだところの風の無い展望のきくところで湯を沸かしてランチタイム。
コーヒーも飲んで45分ほど休憩した。 
   
   
   
12:30
明神平に戻った。テント泊を準備している人など複数名がいた。
しばらく日陰で休憩し、下山開始。水場でMICKEYは水を補給。

14:10
下山完了。

やはた温泉に立ち寄って汗を流した(500円)。
湯船も風呂桶もイスもヒノキの真新しいものになっていたので気持ちが良かった。
石けんもシャンプーも桧の香り。しかも男湯も女湯も貸し切り状態でゆっくり出来た。

いつものごとく大宇陀の道の駅で柿を沢山買って帰路についた。
17時45分、帰宅完了。本日は22,254歩。 3,461kcal  消費脂肪 66.4g

明日は能勢妙見山の里山整備活動日。間伐や伐採した直径30cmほどの樹木を
チェーンソーで切り、ウインチで急斜面を引き上げて作業場まで運び出す。
明日は日本一の里山の保全の力仕事に頑張らないと・・・。ふぅ・・・。
   この1つ前は「【北摂】剣尾山から横尾山」の記録です