【台高】明神平から明神岳と薊岳


【行き先】 台高・明神平から明神岳と薊岳
【日 付】 2001年12月23日(日)
【コース】 大又林道終点−明神平−三ツ塚分岐−明神岳(1432m)
      −薊岳(1406m)−明神平−林道終点
【天 候】 曇り時々晴
【メンバー】矢問&MICKEY

家を午前1時に出た。3時すぎの東吉野村役場から先では凍結防止剤を
まく作業をされていた。朝方はもう凍結するのだろう。気温−1度。
冬場は凍結する日の出前に登山口に着きたい。七滝八壺から先は雪道。
4WDに切り替えて慎重に登る。右手に国定公園の案内板。ここが終点?
まだ先に進める。が、舗装は案内板まで。そこからはえらくデコボコ道。
しばらく進んだが、凍結してツルツルなのでUターン。案内板のところに
停車。傾斜と凍結でチト心配。タイヤに石をかませて4時前から仮眠。
6:30起床。朝食を軽く済ませて出発準備。

7:00
晴天のはずが、曇ってる。MICKEYは昨日から新しい靴慣らしを兼ねている。

「凍結してツルツルですねぇ(^^;)」

最初の小屋前の沢を渡るところでMICKEYが雪でスリップ。梯子も雪だらけ。
小屋を過ぎた所でくるぶしくらいの積雪。スパッツをつける。
白と黒のブチの犬が突然現れて驚いた。おとなしい雌の老犬。
暑くて、ジャケットもフリースも脱いだ。
左手は伐採林で斜面は倒木だらけ。正面や右手は雪の景色が美しい。
昨日?の下山者1名のうっすらとした足跡。あとはウサギの足跡のみ。

7:55
「キワダサコ谷」の道標。ウワサの落書きがされている。シンナーで消す。
綺麗に消えた。ひどいことをする者がいるものだ。道標は大切にして欲しい。

「いろり」に関するひどい落書き 綺麗に元通りにしました


8:10
大きな岩のところ。つららが伸びている。右手奥に明神滝が見える。

50センチほどのつらら
明神滝が美しい


8:15
明神滝の道標。ここにもウワサのひどい落書きが。これも綺麗に消した。

落書きなんてやめて欲しい 綺麗に元通りにしました


素晴らしい樹氷のアーチが続く。MICKEYは何度も感嘆の声を上げている(^^)

誰の足跡もトレースもない銀世界になった。コース取りに注意する。
沢の右岸を歩いていたが、直進か左折か地図とコンパスをニラメッコ。
左へ斜面をトラバース気味に進むのが正解のよう。

9:10
明神平。無雪期90分の所を120分ほどかかっている。
積雪は30センチ〜40センチ。スパッツぎりぎりってところ。

カメラを出すと曇る(^^;) 気温は−1度

晴れたり曇ったり。カメラを出すとサーッと曇る(^^;) 東屋でお茶タイム。
ここからは全くトレースがない。周囲の道標3つの雪を払いに行って、確認。

あとは地図とコンパスで確認しつつ進む。
ガスに包まれるとややわかりにくい地形。
明神岩を過ぎて斜め左方向へ進む。雪はもう膝までの深さになっている。
どんどん登っていくと「三ツ塚分岐」に着いた。左折して明神岳に向かう。
時々パァーッと晴天になり素晴らしい展望が開ける。素晴らしい!!!

またときどき南からかたい雪のつぶが風とともに顔をたたく。痛い。
曇ったり晴れたり雪になったり忙しい。

10:00
分岐から10分の所を20分かかっている。膝までのラッセルだしなぁ・・。
三角点があるはず、と雪をあちこち掘り返す。「あった!」ここは三重県。

三角点発見(^^)v

桧塚方面に少し進んだが、太股までの積雪。Uターンして薊岳へ向かう。
ヘリがずっと飛んでいる。事故でもあったのだろうか。

10:30
前山。寝不足とラッセルがこたえてきた。息が切れて仕方がない。
「交代して先行してくれ〜」「ハイハイ。ルートを間違ってたら叫んでね〜」と
いいつつMICKEYはガンガン進む。「オーイ、ペースダウンしろ〜」と泣きを
入れるが無視して進んでいく。もう姿は見えない(;_;)どこにあんなパワーが。

前山への登り ラッセル交代!ここはまだ浅いね(^^)

どんどん下る。これを、帰りは登りか(;_;)左(南)の展望が素晴らしい。

12:00
薊岳山頂。すごいパノラマ展望!すばらしい!

北は高見山なども見える。早速昼食タイム。ラーメンを作っておにぎりと。
展望を楽しんで下山準備にかかっていると大又の笹野神社から登ってきた
ご夫妻。「こっちも積雪が多くてルートチェックで大変でした」とのこと。
大鏡池で男性が1名が「こんなに雪が多いとは」と敗退して帰宅したとのこと。
「うわ〜、明神平の方へと行くのでトレースは大助かり(^^)」と夫人。

12:30
昼食を始められたご夫妻に「お先に」と挨拶し下山開始する。
自分たちが作ったトレースでラクチン。MICKEYは「HiOさんの真似〜」と
ザックザックと走っていく。また離されて、姿は見えなくなった(;_;)
前山への登りはきつかった〜。前山でゆうゆうとMICKEYは待っていた(ーー;)
三ツ塚の手前の鞍部で写真を撮ってる男性が1名。
そこから明神平のあざみ小屋が見える。

小走りで下るMICKEY 素晴らしい景色

三ツ塚まで行かずにこの雪原下って最短距離で進むことにした。
樹氷が青空に映えて美しい。またMICKEYが感嘆の声を張り上げてる。

MICKEYの速度は落ちない・・(;_;)


14:05
小屋付近には2名の登山者がいた。
小屋からの下りは朝とは大違いで何十人もの足跡。明神平までのピストン
登山のグループでもいたのかな?下り道は楽だ。
晴天となり辺りの景色も美しい。またMICKEYは小走り・・・。

14:45
下山完了。明神平まで登り2時間、下りは40分だった(^^;) 林道下りの凍結も
マシになっていた。七滝八壺を見学し、やはた温泉で汗を流して、18:30帰宅。

この1つ前の山行記録はヤブ山「三蔵山」の記録です。
2002年10月に「石ケ平谷から薊岳」へ遡行した記録