【北摂/丹波】峯ケ畑から扶養ケ岳そして三国ケ岳


【山 域】北摂/丹波・峯ケ畑から扶養ケ岳そして三国ケ岳
【日 付】2007年3月21日(水・祝)
【コース】@永沢寺の西−大根谷林道−モノレール谷右岸−峯ケ畑(659.8m)
      −扶養ケ岳(Ca660m)−永沢寺の西
      A美濃坂峠−近畿自然歩道−三国ケ岳(648.2m)−西南西尾根−美濃坂峠
【メンバー】矢問、MICKEY
三田市の北部には母子の三国ケ岳(648.2m)と、その東に三田市の最高峰である
三国ケ嶽(別称:比僧山697.7m)の2つの「ミクニガタケ」があり、4日前に最高峰側の
「三国ケ嶽(別称:比僧山697.7m)」に南の尾根から登った。

今日は、その西側に並行して走る尾根筋の峯ケ畑から扶養ケ岳へ行ってそちら側からは
どのように三国ケ嶽が見えるのかを見てみようと思った。
早朝に起床し所用を済ませてからの、遅い出発となったが行き先は近いので気が楽だ。

10:00
永沢寺から西へしばらく行き、地形図の515点の少し西の道路沿いのふくらみに駐車し、
ここから歩くことにした。
空気が肌寒く手が冷たくなる。茶畑沿いの道へと南下する。大根谷林道への入り口には崖
崩れの危険での通行止め看板。その通行止め地点の手前に東の尾根へと取り付き峯ケ畑
へと続く巡視路があるので進む。タラの木があちらこちらに目につくがまだ芽をふいていない。

10:35
高圧送電線手前(北側)の東への巡視路(25)登り口。
地形図には高圧送電線の南に谷沿いに東に伸びる実線ルートがあるが、旧電波塔への
荷運びのモノレールのルートらしい。「この巡視路を登りましょ」とMICKEYが登りかける。
「この地形図の実線をチェックしたい」と僕が言うと「今日ぐらい素直にせっかくの巡視路を
登ってもいいのでは」と言いつつ「言ってもこだわってるんだろうなぁ」とつきあってくれた。
モノレールのレール レール左手のナメ 沢沿い右岸を上る
そこから5分も南へ歩くと林道は、本当に通行止めのガードレールがあり、その左手に
モノレール道が延びている。期待していたモノレール沿いの踏み跡などはなく沢の岩盤が
黒く光る。「沢登りに来たんじゃないし、あの巡視路に戻ろうよ」とMICKEY。
「この沢沿いならヤブもそれほど濃くないし登れそうな感じがするなぁ」と薄いヤブをこぎ
ながら右岸を登り始めた。「おっ、行ける、行ける」
岩盤が立って進めない。一旦左の植林帯から巻いて、また沢沿いに出て右岸を進んだ。
「なんとか登れそうね」とMICKEYもエンジンがかかってきた。そうなるとMICKEYは
登るのが速い。
立った岩盤を左から巻く 上のレールは左にカーブ さて右の尾根に出よう
二俣となる。モノレールは左の沢の左岸から尾根へとカーブして延びている。我々も左の
枯れ沢沿いへと進み沢沿いをしばらく進む。左は植林帯で右は自然林。もう少しで詰めら
れそうというところで右の自然林の尾根へと登った。その横にはモノレールのルート。
電波塔基部のフェンス 「巡視路はやっぱり楽よ」
11:35
尾根に出ると、ここも心配したほどの濃いヤブでもなく進めた。フェンスにぶちあたった。
これが電波塔撤去後に残された基部の建物だな。左へと回り込むと巡視路に出た。
「やっぱり巡視路は歩きやすいね」「う、うん・・・・」
「峯ケ畑」の三角点 反射板のある鉄塔前から西を望む
11:40
巡視路からやや右に入ったところに、イバラに囲まれて峯ケ畑(659.8m)の三角点がある。
三角点からは展望は良くない。また巡視路に戻り、進むとやや下って反射板。その先の高
圧線鉄塔の所で小休止。ここは展望がよい。
下に柴田ファームが見え、その先には西方面の山々が見える。左手に奥山が見え、その後
ろには右の以前登った愛宕山まで、低山が連なっている。
「食事にする?」「まだお腹が空いていないし、次の山頂(扶養ケ岳)で食事にしようか」
快適な尾根道 扶養ケ岳の頂はどこ??
ここからは快適な自然林の尾根道。しばらく進むと、道は二手に分かれ、右がしっかり
しているので釣られて進むと下り始めるし方向がずれだした。「尾根筋が左手に見え
離れ始めた。おかしい」「ぐるっと左に巻いてるのと違うの」「いや、戻ろう。左の踏み跡が
正解で、これは東へ下る巡視路だろう」分岐の黄色い杭まで戻って左に進んだ。

またまたしばらく行くと明確な道は左へと下り始める。細い沢沿いとなり進むも、尾根は
右に離れ出す。「また、これも西へと下る巡視路かな。戻って尾根筋を強引でも進もう」
間違えたと思える地点まで戻り、尾根筋を進んだ。少し入り込むと踏み跡のような状態に
出くわした。しかし、灌木帯でどこでもが道のように見える部分が多い。高い方へと進ん
だ。低山ながらもこの尾根筋は地形図にない明確な道にここまで2度も吸い込まれた。
「この当たりがCa660mの扶養ケ岳ね」 これを下れば県道まですぐ
12:40
扶養ケ岳(Ca660m)。全く目立つ山頂ではなく、100mほど通過してしまい、下り始めた
のでまた戻って、何か山頂らしい物を見落としたかを探すことにした。
「何か山頂の印があったのかも。見落としたかもしれない」「ちゃんと私は周囲も見たけど
何も無かったよ。もし無かったらおいしいシュークリーム買ってもらうからね」とMICKEY。
「なんのこっちゃ??」戻ってみたが、特に山頂札も三角点も無い。展望もよろしくない。
食事をする適地もない。「また今日も4日前の三国ケ嶽の時と同じく食材もお茶材も荷物
になっただけ」「次の三王山(641m)で食べよう」と北東に続く植林帯の踏み跡を下った。

空腹はコワイ・・・。思考回路が崩れた。本日の読図大失敗が始まった。植林帯を下って
左右の峠道に出た。その時の読図を全く無意識に読み間違えて、その峠をもう一つ東の峠
と地形図で勘違いしてしまったのだ。峠道から離れて左斜めに入る道に入ったものの、山頂
へ行く道ではない。怪しい。山頂は直ぐ右斜面(東)をよじ登った所だしと、これまたすぐ
右斜面の山を、峠を1つ間違えたおかげで、1つ手前のコブを山王山と勘違いし、強引に
ヤブコギして(コブの)山頂?に。

山頂らしきところに、あるはずの石碑がない(あるはずがない)。探しまくったが無い。
直ぐ横に北へと下っていく明確な踏み跡がある。おかしいなぁ、山頂から東へ下ってから
北への永沢寺への山道に出会うはずなのに・・・と思いつつも方角も北だし、このまま下
ればいいか、と下る。最後は水量がチョロチョロの沢沿い右岸になりヤブとなったが直ぐに
またその沢沿いの踏み跡に出た。それを進むと目の前に朝走った道路がある。もう少し
水量の多い沢と合流。浅瀬を見つけて渡ると、なんと出発時に駐車しようかと迷っていた
ゴミ収集場所に出た。地形図515地点の少し東側である。

「あれぇ???」ここで山王山(641m)山頂を1つ西のコブとそう思いこみ、地形図にない
道を北に下ってしまったことに気づいた・・・・。もう戻る気力よりも空腹が勝った。
地形図515点の道路北側に角材がちょうどベンチのように置いてあるので、茶畑を見な
がらポカポカ陽気の中でランチにした。我々は、通る車から物珍しそうに見られながら・・。

「空腹で読図が間違ったのは初めてだなぁ・・・」「山王山はまたぞば茶屋(菖蒲庵)の
そばを食べに来たり、永沢寺前の芝桜を見に来た時に登ればいいよ」

13:15
ランチを食べつつ、続いて登る予定の母子の三国ケ岳のルートを考えた。
本当はここからそのまま歩いて行くつもりだったが、山王山のショックで気力も萎えてし
まい、山の取り付きまで車で移動することにした。
*****    *****   移 動   *****    *****
13:50
三国ケ岳の南の集落の神社前。2つの立派な石の灯籠が道路沿いに立っている。
そこから地形図の黒い実線を車で進むものの、車1台のわだちの細道で、なんとなく集落
の人にご迷惑な感じがするし駐車なんてできそうな所ではない。
神社の近くに停めて歩こうと引き返したが、灯籠の横には廃屋や車の残骸があり、そこに
停めるのも不気味なので美濃坂峠付近まで移動することにした。
美濃坂峠・東屋前の石碑 美濃坂峠・市境の石柱 茶畑沿いの近畿自然歩道
14:10
美濃坂峠。1人のMTBの男性が遠目で登っていくのが見えた。「やまあそさんかしら?」
「やまあそさんのヘルメットや自転車とは色が違うと思うよ」
東屋の前には以前登った愛宕山と同じ注意書きの立て札が立っている。
「9月10日から11月15日は入山禁止・11月15日から2月15日は狩猟解禁期間で危険」
三国ケ岳の山頂が見える 馬酔木の花が咲いている
東屋から茶畑の前を近畿自然歩道の道標に従ってぐるっと時計の逆回りで回りこむように
登っていくルートだ。右に池があり左には堰堤。そこを過ぎると左へと細い道に入る。
1人の男性が下りてきた。今日山で人に会うのは初めてだ。山頂が青空に映えて綺麗に
直ぐそばに見える。右手に馬酔木の花が咲いている。
自然林の最後の登りをゆっくり登ると、もうそこが山頂だ。
篠山盆地と多紀連山を見ながら 山頂から北方面の展望
14:30
(母子の)三国ケ岳648.2m。写真パネルまである展望最高の山頂だ。
MTBの男性が先に到着していた。
「この坂を自転車で登るとは凄いですね」「その分、下りは楽ですよ」と言いながら登っ
てきた道を、MTBに乗って下っていった。
左が三国ケ嶽 扶養ケ岳   峯ケ畑   千丈寺山
4日前に歩いたもう1つの三国ケ嶽のルートが赤白鉄塔から尾根筋、山頂へと一望できる
のは実に嬉しい。そして今日歩いた峯ケ畑から扶養ケ岳のルートも一望できる。
振り返ると篠山盆地が一望でき、その向こうには雪の日にファミリーで登った三嶽はじめ、
小金ケ嶽など、いままで登った篠山の山々、多紀連山が綺麗だ。西には愛宕山も見える。
「お茶にしよう」とお湯を沸かし、貸し切りの展望山頂でキャラメルマキアートをのみながら、
思い出話しをしたり、父が戦争中に疎開していた篠山盆地を眺めていた。
眠たくなるような暖かさだ。春が来たなぁ。
茶畑のすそに出た
もと来た道を戻るのも面白くない。真西に市境を下ろうと進んだが、ほんの少しヤブを
避けるために進路を南西に振ったら戻りづらくなり、予定の市境尾根の一本南の尾根に
乗ってしまった。別に展望もない市境尾根。そこまでこだわって戻る必要もないか・・・とその
まま茶畑の方へと灌木帯の斜面を下った。茶畑の手前で鹿よけネットがあったが、破れて
いたり下がっていたりしていたので茶畑の際の作業道を下ることができ、元の道に出た。

15:20
美濃坂峠。永沢寺の前のお茶屋さんで母子茶を試飲させてもらいながら一番煎茶を買って、
帰路途中の水車が回る「そば茶屋(菖蒲庵)」へ向かう。
県道49号沿い乙原の「そば茶屋(菖蒲庵)」
十割そばは「売り切れごめん」。「今日は朝は寒かったのに昼は暖かくて十割そばが売り
切れちゃったの。もう少し到着が早かったらあったのにごめんなさいね」と女将。
二八のざるそばにしたが、これも実にうまかった。
十割そばは、宿題の山王山の時にまた食べに来ればいい。満腹、満腹。さあ帰ろう。
本日のルート (緑線は車移動)
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