【摂丹国境】愛宕山から中尾の峰


【行き先】 摂丹国境・愛宕山(648m)から中尾の峰(658.9m)
【期 日】  2006年3月5日(日)
【メンバー】矢問単独
【コース】龍蔵寺−愛宕堂−愛宕山(648m)−中尾の峰(658.9m)〜北尾根−龍蔵寺
すごく天気が良いし、近場へ行くことにする。三田の山をこよなく愛する山喜多さんが登って
おられた三田と篠山の市境にある愛宕山に行ってみよう。
太平三山とは、三田・篠山の摂丹国境の三国ケ岳(648m)・愛宕山(648m)・中尾の峰
(658.9m)で、多紀三山・龍蔵寺の回峰行の山だったという。今日はその2つを登る。
龍蔵寺駐車場横から
9:45
太平山龍蔵寺駐車場に駐車。案内図がある。愛宕山は658mとある。地形図と違うなぁ。
龍蔵寺(天台宗)は650年の建立とあり、中世には丹波の修験道の道場として栄え、篠山
藩政時には多紀三山(龍蔵寺、高仙寺、文保寺)の筆頭として隆盛したという。
炭 窯 本 堂 
鐘楼の前の登山口
1960年くらいまで使っていたという炭窯を左に見つつ進む。
方形の本堂と鐘楼を右に見て、左手が登山口。左手に歴史を感じる苔むした自然石の石段
が続く。「勝軍地蔵愛宕堂まで600m」とあり、愛宕堂へと続く静かな登山道。平たいところが
幾つかあるが、これが僧坊跡だろうか。お地蔵様も点在し、立派な太さの杉も多い。
もみ、あらかし、しろだも、やまうるし・・・など木々に木の種類の札がかかっている。
根本堂跡地 長く急な石段は通行禁止
高い石垣が現れると、そこが根本堂跡地。ここに壊れた鳥居と長く急な石段が始まるが崩
れて危険なので通行止め。右から大きく回る裏道が作られている。愛宕堂手前に愛宕山へ
の「船さか口(さか:土へんに幼と書く)」と書かれた分岐があり左へ行くと愛宕堂。
勝軍地蔵 愛宕堂 急登にはロープが
10:20
愛宕堂。お堂の朱塗りはほとんどはげている。通行止めだった石段を上からのぞき見た。
地形図を見るとそのまま南へと直接登ってもきっと尾根筋の登山道に合流すると読んだが、
すこし戻って先ほどの分岐から山頂へと向かうことにした。

天狗岩の右手にあるお地蔵様の首から上がなく痛々しい。
ロープが張ってあり「滝谷口」とある。ここから先はさらに急登となる。
実によく滑る。ロープが凍っていて地面にくっついているので「エイッ」と地面から剥がし、
つかんで登る。短距離ながら結構疲れる登りだ。ここを逆に下るのは大変そう。
入山制限説明の立て札 ここを右に行けば山頂
向山坂を過ぎて市境尾根にぶつかり南に進路を取る。「環境省・兵庫県」の綺麗な掲示板
に「愛宕山は、9月10日〜11月15日は入山禁止、11月15日〜2月15日は狩猟解禁期間
で入山されると危険です」とある。愛宕山は松茸山。ここまで来てこの注意書き??
あと5分で山頂なのに、登山口に立てるべきでは・・・。。今日は「期間外」なのでOKだな。
「如意が峰」の札の横から 篠山の町並みと多紀アルプス
愛宕山 山頂
10:50
愛宕山・648m。山頂の手前に「如意が峰」の表示があり、その横からの西から北までの
展望がすばらしい。真下には田口池が見える。西寺山、白髪岳、松尾山などが見え、三尾
山、篠山の町並みの向こうに三嶽などがパノラマで見える。さらに南へ市境を進む。
愛宕山の南のピーク 南の展望
昼食場はポカポカ陽気 空は真っ青だ
11:00
一旦少し下って少し登るとほとんど同じ高さの2つ目のピーク(標高約650m)がある。
ここから西方向へ下る予定だが、南を見ると高圧電線の鉄塔が見えた。そこは陽が当たっ
ていて暖かく、東から南そして西がぐるりと眺められるので、そこで昼食とした。
青空ともみの木の下で、切り株に腰を下ろしてラジオを聞きながら、ラーメン2玉をゆっくり
食べる。千丈寺山や大船山などぐるっとみえる。体もお腹も温まった。
植林と雑木林の境を行く 「中尾の峰」が見える
11:30
2つ目のピークに戻り西への尾根を下る。急な下りで鎖がつけてある。
左の三田市側は杉の植林、右の篠山側は雑木林だ。途中、木々の間から今から登る「中尾
の峰」が顔をのぞかせる。

11:50
中尾の峰との鞍部。間伐された杉の木が沢山倒れていて歩きづらい。雪解けの水が流れて
いる。市境あたりで西へと登り始める。左は植林、右は自然林だが、植林帯は直ぐに終わった。
古い水色のビニールテープが2カ所あった。この山も愛宕山と同じく松の木が多い。
ハンターも登っているのか、鉈目やハンターの折り方の枝がある。
中尾の峰 山頂 愛宕山の北と南の2つのピーク
12:15
「中尾の峰」658.9mの三角点の真ん前に「ポン」と出た。出来すぎの感じに「ニヤリ」。
先ほど登った愛宕山の北と南の2つのピークが見える。昼食をとった鉄塔の所も見える
中尾の峰の三角点のすぐ西には、南北に続く道のようなへこみがある。錆びた鉄柱も。
僕は北へ進み北東に進み北へ進み北西に進む。高さ1m位で直径10センチほどの錆びた
鉄柱が10m間隔くらいにずっと続いている。何の鉄柱だろうか???
鉄柱が点在する尾根 昔は炭窯??、今は・・・
広い平坦なところの手前に細い沢筋がある。左手を見て「うっ!」と固まった。
15mほど先に熊が冬眠しそうな穴がある。炭釜であったような感じだが、怖くてのぞき込め
ない。そっと沢の渡りやすい所を後ろを気にしながら渡り、しばらく進んでから「熊鈴」をつけて
歩き出した。
P555m 尾根道に鎮座の巨木

東に進路を変えるとまもなくP555m。そこから北北東へ進み東へ少し振るところでヤブをよけて
いるうちに進路を北西に取ってしまっていた。少し戻って軌道修正。
良い尾根道になって東に降下していくと最後が崖のようになっていて右へ左へと偵察。
左の植林帯へ降りると、朝歩いた龍蔵寺川の対岸に出た。右に橋が見えたが、左に進めば
駐車地点の橋に行けるのでそのまま左岸を歩いて行った。

13:30
駐車地点。上は青空、暖かくポカポカ陽気。気持ちの良い近場の登山だった。

本日のルート
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