【若狭】若丹国境尾根:雪の八ヶ峰


【山 域】 京都府と福井県の県境:八ヶ峰
【日 時】 2010年1月11日(月・成人の日)
【コース】 知見・登山口−知井坂−八ヶ峰800.1m−南西尾根−Ca496m鉄塔
      −林道・大鷲谷線−林道・八原谷線−知見
【メンバー】MICKEY・矢問
「今日も高速代を使わずに済む山にしようね」とMICKEYに釘をさされる。
雪の上を歩きたいし・・・2002年3月に行った「八ヶ峰」に行くことにする。
ワンコの散歩とエサやりをしていると7時前の出発になってしまった。途中で朝食をとる。

美山のかやぶきの里にも雪がほとんど無い・・・知見は雪があるかなぁ・・・。
知見の集落にはいると雪景色。気温は0度。曇り予報の天気がいつまで持つかも問題だ。
登山口の右横は2台ほど停められる 水飲み場がある
8:45
登山口も雪で、2台ほどしか駐車できない。上の雪の状態が読めないが、ワカンとアイゼン
を持っていくことにした。登り始めるとすぐにくるぶしを越える雪。そのまま進む。
ツボ足で行ける所まで だいぶ深くなってきた スキー場跡の小屋
9:20
スキー場跡の小屋は以前以上に壊れている。このあたりの二次林は美しい。
ツボ足で進んでいたが、膝くらいまで沈み、だんだん進みにくくなってきた。
9:45ワカンをつけることにした。まだ締まっていない雪のため、膝とくるぶしの間
ぐらいまでは沈むが、先ほどよりは歩きやすい。MICKEYが知井坂の峠まで先行
してくれるという。MICKEYのトレースを後ろから歩くのは実に楽だ。
もう少ししたらワカンを・・ ワカンをつけたら少し楽に さらに雪が深くなってきた
知見雨量観測局のアンテナ横を通過して行く。
途中、何度も旧道と新しい幅広の道とがあるが、幅広の道を進んでいても必ず交わるので
崩れたり倒木の多い旧道を歩かなくても良い。
9:55「寛政11年」と記された古い石柱の横を通過。
掘り出した石柱 知井坂の峠が見えた 若丹国境尾根を東へ
10:05
知井坂の峠。ここからは県境尾根を東へと進む。「鉄塔までは先行するわ」とMICKEY。
大きな声を出したり雪に寝ころんだりしながら、元気にトレースをつけて先行してくれる。
鉄塔の所からの展望/雲海も! 太もも近くまで沈む!
10:20
送電線鉄塔。素晴らしい展望が開ける。雲海も見える。曇りから晴れだした。ラッキー!
ここで先頭を交代。ワカンを履いていても膝上まで沈む。傾斜があり、なかなかもも上げ
運動の繰り返しは疲れる。
八ヶ峰 山頂 800.1m 360度の展望も最高!
10:35
八ヶ峰 山頂 800.1m。360度の展望。「うわ〜、良い眺めねぇ〜」とMICKEY。
APRS位置 by VX-8
無線機ID-92を出し、金剛山のBHNさんをコールするもつながらない。残念。
D-STARで六甲レピータの声がメリット5で聞こえるも、当局からの電波は抑圧を受けて
うまく飛ばない。やはりデジタルは距離がありすぎて無理か・・・。
瑠璃渓のJO3PXGさんのCQに応答してしばしのQSO。温泉泊で家族サービスの様子。
VX-8でAPRS位置情報の送信。うまく行ったようだ。

「もうここでランチタイムにしようよ」とMICKEY。「天気もいいし、そうしよう」
僕が無線をしているうちに、雪を踏み固めて食事場所を作っていてくれた。
雪スコを車に置いてきたので、頑張ってくれていたようだ。
お湯を沸かし、僕はカレーうどん、MICKEYはきつねうどん。「温まるなぁ!」
ヘリコプターが長い間、ホバリングしている
「ブルブルブル♪」ヘリコプターが山頂横で長い時間ホバリングしている。
「手を振ろうかしら」「やめとけやめとけ。遭難してると思われたら大変だし」

ここからさらに東へ県境尾根を進み、Ca708m−Ca675mと南西に進み、P702.2mの奥ヶ
迫山(本当は奥ヶ追山というらしい)を踏んで北西の尾根利用で知見に下ろうと思ってい
たが、この雪質では時間的に苦しい。山頂からすぐ東にある南西尾根を下って、Ca496m
の送電線鉄塔を通り川筋に下るルートに変更した。川沿いが歩きやすいかどうか・・・。
さて、この展望ともさようなら〜 五波峠方面へとまず南に下る
11:50
下山開始。まず若丹国境尾根を少し五波峠方面へと南に下って、そこから南西尾根に乗る。
下りは楽だ こんなペースなら最高
兎と鹿の足跡しかない。細い木々が多い尾根だが、ワカンなら取り回しも楽で進める。
Ca496m 送電線鉄塔の所 林道への斜面下り/MICKEY頑張れ
12:50
送電線鉄塔の所。展望がよい。ここからの下りは急になる。木々が多いのでつかみながら
慎重に下る。川の音が近づくと共に下に雪で白い道らしきものが見える。「林道がある!」
嬉しいものの、林道への壁が絶壁状になっている。林道直前斜面でワカンをはずす。

「ここしかない」という地点へと下り、雪の着いていない急斜面をトラバース気味に下って
林道に着地。あとに続くMICKEYは、急斜面の足の置き場を逆にしたため四苦八苦。

「お、落ちる・・・」と必死に石につかまっている。「待ってろ!」下から登って足場になるよう
にストックを土に横向きに差し込んだ。「ありがとう。これで下って行けそう」「慎重に!」
まずは林道を東へ下る そして川沿いを西/知見へ
13:05
知見の方向(西)へ林道を歩くがどんどん登って谷間に入っていく。「これは登りみたい。
逆に下ったら川沿いに行けるのかも」と林道を逆に戻って下っていくことにした。
林道の分岐に「林道・大鷲谷線」とあった。ここから西へと川沿いに歩けば知見に出る。
熊の捕獲オリが2〜3ある。もうすぐ車を置いた所だ。車が遠くに見える。

13:35
知見の登山口の車の所に着いた。ずっと天気は晴天で持ってくれた。夜から雨らしい。
帰路の気温は8度になっていた。民家の屋根上に積もった雪がどんどんとけている。
また残雪期にでも時間に余裕を持って、奥ヶ迫山を通るバリハイルートも歩いて見たい。
本日のルート
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