【若狭】若丹国境尾根:降雪直後の八ヶ峰でスノーシュー


【山 域】 京都府と福井県の県境:八ヶ峰
【日 時】 2015年2月21日(土)
【コース】 知見・登山口-知井坂-八ヶ峰800.2m-Ca691m-南西尾根
      -沢出合-林道・八原谷線-知見・登山口
【メンバー】MICKEY・矢問
   
   
午後までは晴天の予報。5年ぶりの雪の八ヶ峰。
2010年は1月2002年は3月。2月に登るのは初めてだ。

朝5時半に家を出る。気温は-3℃と出ている。
知見川沿いに登山口を目指す。気温は-3℃。転がっている雪塊が岩のように硬い。
道路の水は凍結しツルツル。4WDで慎重に進む。家の屋根には1m弱積もっている。
腰高の積雪時は2台ほどしかない除雪された車置き場に心配したが、誰も居ない。ホッ。

7:50
登山口を出発。
以前は東へ少し歩いて、ジグザクに進んだが、やや短縮した北東ルートを歩く。
まだ雪が締まっているようなので、つぼ足でしばらく進むが新雪がだいぶあり歩きにくい。
MICKEYは今までのスノーシュー(ライトニングアセント)のベルト止めの爪が折れて、
新調した同じくライトニングアセントを装着。25インチなので今までのよりは長い。
(修理に出していたライトニングアセントは、前日に修理完了。修理代は無料)
   
   
腰高や身長ほどのモミの幼樹が以前よりも多く生えている。朝日が差してきた。
さらに登って行くとこの母樹らしい立派なモミが右にも左にもあるのを覚えている。
もう馬酔木の花芽も大きく膨らんでいる。「春はそこまで来ているね」とMICKEY。
   
   
8:40
Ca530m地点で、このまま登山道沿いに行くか知井坂からの南尾根に乗るかを考えた。
「尾根道をとろう」東に進んで支尾根に取り付こうとした。膝まで沈み、腰まで沈み、
胸まで沈む。ラッセルすれどなかなか進まない。相当量の新雪がたまっているようだ。
「登山道沿いに戻ろうか・・・」と言うと「ここまで来たのだから進もうよ!」とMICKEY。
「よし、行くか!」尾根まで出たら沈み方もマシになることを願いつつラッセルする。
   
   
9:30
やっとP685mの南尾根に乗った。「疲れた~。300m進むのに50分かかった。」と僕。
もっと沈まないかと思ったがパウダースノーで膝手前まで沈む。さっきに比べたら楽だ。
赤い枝と赤い冬芽が沢山目につく。ネジキの冬芽だ。雪の白いバックにも青空にも鮮やか。
まだ、花の無い今、色々な木々の冬芽を観察しつつ進む。

兎の足跡が複数ある。キツネのような足跡もある。
   
   
10:30
道標の雪をとると文字がでた。「知井坂」
少し手前からMICKEYのパワーがいつになく無い。「体調がどうも悪い」とMICKEY。
ここまで90分の予定だったが、新雪の深さに2時間40分かかったことになる。
雪が締まっていれば五波峠まで行き、P708m-P675mの尾根を下る予定だったが、
MICKEYの体調も考えると短縮、またはピストンすべき。山頂で検討することにした。

10:40
鉄塔。「素晴らしい景色ね。日本海がよく見える」とMICKEY。元気が少し戻ったようだ。
   
   
   
11:00
八ヶ峰 山頂。以前の地形図では800.1mだったが、今の地形図は800.2mとなっている。

まっ白な加賀白山、伊吹山もよく見える。日本海側の青葉山もよく見える。
展望を楽しんでいると後ろから男性が登って来た。「ラッセル、ありがとうございました。
とても助かりました」と。近くにお住まいだそうだ。昨日、一昨日と雪が降ったとのこと。
天気が良いので展望を期待して登ってきたとのことである。
「深い雪には疲れましたが、本当に最高の展望ですよね」と僕。

風も無いし太陽光もあるので、山頂でランチタイムとした。
僕らは少し北側に雪スコでテーブルと椅子を作り日本海側を見つつランチにした。
すぐ横の松の木にハトがやってきてランチタイムの間、ずっと逃げずに居た。
 
 FT1DにてAPRS発信/舞鶴のJE3ZKC局のI-GATEまで飛んだようだ
無線機でAPRSを発信。430mHzで、笠形山からCQが出ていたが登山仲間を呼んでいる
ようなので応答せずワッチのみにした。
単独男性は、地図を見つつ展望を楽しんでおられた。食後はピストンで下るらしい。

12:05
「お先に」と僕らは南東へと進んだ。以前下った南西尾根は最後がいやだとMICKEY。
その次の南西尾根を下ることにした。ただし、この尾根も最後は沢筋の出合。
そこから川沿いにうまく林道まで進むスペースが斜面にあるかは詳細にはわからない。
山頂から下り始めると、朝とは違い雪質は重い。太陽光でとけ出しているのも原因だ。
沈み方は20cmほど。スノーシューのデッキに重い雪が乗って歩きにくい。
   
   
   
12:55
南東尾根から南西尾根へ入るためにP691mへと登った。
「体調も良くなったし、五波峠まで行っても良いよ」とMICKEY。
「これだけ沈む重い雪になると、時間不足となる。登りで疲れたし次回にしよう」と僕。
   
   
   
小さなサルノコシカケやキノコ類の白色腐朽や褐色腐朽を観察しつつ、南西尾根を
下り始めた。雪質がさらに重くなり、膝まで沈むようになった。

Ca450mからは出合いまでの斜面は急な上に腰あたりまで沈む。
僕が先行して下るがMICKEYがなかなか来ない。沈んで足が抜けずにもがいている。

今日のMICKEYのスノーシューが25インチと長いので、急な下りや沈んだときの足さばきに
苦労しているのだ。見ていた僕も胸まで沈んで足が引っかかり、もがいてやっと抜けた。

「急な下りや深い雪には長いのは不向きよ。登りや平坦地はいいけど」と言うMICKEY。
「それは女性用だけど、次回からは下りは僕と交換すればいいな」と僕。
   
   
   
13:50
出合。「う~ん・・・まずは左岸へ渡渉しよう」と飛び石利用で渡渉。
こういう渡渉を数回繰り返して、右岸の林道終点部らしき所に出た(14:10)。
ここから先は積雪があるも広い林道。少しぐらい沈もうが、気持ちも全く楽ちんだ。
前にも歩いたことのある地点に来た。「前はこの上の尾根から下ったのよね」とMICKEY。 
   
   
前から30人ほどの大人と子供達のスノーシューハイク隊がやってきた。
美山町自然文化村がしているスノーシューハイクのようだ。「こんにちは~」
何十人もが歩いた林道の踏み跡の上を歩くと沈まない。楽だ。

川沿いの雪がミルフイーユのように積もっている。「角煮にも似ているね」とMICKEY。

14:45
登山口の駐車地点に着いた。
軽トラと緑のバスが停まっていた。先ほどのスノーシュー隊のバスのようだ。

集落では屋根の上に1m程積もった雪下ろしをされていた。青空に雲がかかりはじめた。
僕らは美山自然文化村の河鹿荘で汗を流し、MICKEYのお気に入りの「カエデ御膳」を
食べてから帰路についた。「あ~、良い湯だった。カエデ御膳も美味しいし」とMICKEY。
気温は7℃になっていた。日が暮れる直前に帰宅完了。

新雪の膝まで、腰まで、胸までのラッセルには「この先どうなるやら」と心配したが、
晴天の素晴らしい展望を楽しめて良かった。関西百名山、雪の八ヶ峰。いい山である。 
 本日のメート(青)/赤ラインは2010年1月ルート
 
   この1つ前は「【池田市】五月山でシダや野生動物フィールドサインの観察」の記録です