【京都】天王山(270.4m)

視覚障害者の登山サークル「山ネット」のサポート山行


【日 付】 2003年12月7日(日)
【行き先】 京都 天王山
【天 候】 晴れ時々曇り
【コース】 阪急梅田駅(8:33)−阪急大山崎駅−JR山崎駅(9:50)
       −合戦の碑(10:25)−天王山(10:45)−浄土谷−乗願寺(12:00)
       −柳谷観音(12:40昼食)−奥海印寺−長岡天満宮(14:45)
       −(15:20)阪急長岡天神駅−阪急梅田駅
【参加者】 視障者 15名・ 晴眼者 44名(矢問・MICKEY・ナイトン
       ・こまどん の矢問ファミリー含む)・合計 59名 
久々にどぼたんも参加すると聞いて、受験勉強でしばらく山ネット参加をご無沙汰
だった息子2人も参加するとのこと。
MICKEYも行くので山ネットに家族全員同日参加は初めて(^^)。
早く出過ぎて、途中の駅のマクドナルドで時間つぶし。
集合場所の梅田駅の人数は半端じゃなかった。無線機で誘導開始。大山崎では別
の山岳会の待ち合わせと重なり大混雑。途中でコースは違うようでホッとした。
さらに大山崎で待ち合わせの現地組も合流。
5班に分け、深澤さんのリードで出発。

心配だった天気も日差しが出るほどの好天。ポカポカ陽気。今回のコースは息子
達も小学校の頃に共に歩いたコース。柳谷観音やバテバテになってた長岡天神、
駅までのタケノコの産地の厚いわらの絨毯のようなタケノコ畑は記憶に残ってい
たようで「おおっ、ここ覚えてる!」と当時の思い出話も出てきた。
ここをファミリーで歩くのは10年ぶり位になるかな。
天王山の戦いの絵図と説明を見る 樹林帯の坂道を登る
天下分け目の天王山か・・・ 暑いくらいの天気だねぇ
合戦の碑の所ではその説明文を、こまどんも日本史で勉強したらしく「ここがそ
の地だったのか」としっかり読んでいた。「天下分け目の天王山!かぁ」。
高さは270.4Mと高くはないが、大阪と京都の境に位置し交通の要所として
古くから栄え、戦略的にも重視されていた。
明智軍1万6千人に対し秀吉軍3万6千人。
円明寺川を挟んで分かれ、戦闘は天王山東麓から始まったのだ。
三角点のない山頂にタッチする土屋さん 急な坂を下るのでサポートの目が光る
三角点のない山頂にタッチするどぼたん 急な下りでサポートの目が光る
乗願寺の大仏(おおぼとけ)を拝観 竹林が気持ち良い道
乗願寺の大仏(おおぼとけ)を拝観 竹林が気持ちいい
今日は、昨年お多福山で初参加し、サポートした奥村君からも参加するとメー
ルを貰っていた。長岡京市は地元らしく、この近辺の山に何度も登って歩行訓練
をしたらしい。お多福山での超不安定な歩行とは雲泥の差の歩きになっていたの
には、本当に驚かされた。「奥村君、1年見ないうちにすごく頑張ったんやなぁ!」
と思わず声が出た。お多福山での歩行を知っている僕にはその努力の程が
本当に良くわかった。前回とは違い、笑顔も出ていて別人のようになっていた。
「ストック歩行も次回の課題としてみようよ」と彼に提案。
26歳、まだまだ伸びるさ!息子達とも気軽に話してくれてありがとう,ねm(..)m。

「あの若い男性も元気にされていますか?」「ああ、大加茂さんの事やね。元気
に彼女に引っぱられて山に沢に駆けめぐってるよ(^^)。今年は芦生にも一緒に行
ったよ」「僕も芦生に行きたいんです」「ストック歩行も課題にして頑張れば芦生も
いけるルートはあるよ(^^)」奥村君は好きな登山にはとても意欲的だ。
息子達も兄弟で山を歩いたのは久々で話しが弾んでいたようだ。
奥村君を後ろから見てサポートするように、という役割はしっかりしてくれていたよ
うだ。

乗願寺のご本尊は西山の大仏(おおぼとけ)とも言われる阿弥陀如来座像。
平安時代後期の作で丈六(高さ2.8メートル)の巨像。京都府の指定文化財。
あちらこちらにクリスマスツリーのように柿がたわわに実っている大樹が多い。

柳谷観音の本堂の裏手には「眼力稲荷大明神」が祀られている社がある。
信ずる者に「先見の明の智慧」を授けて頂けるといわれている。
柳谷観音で昼食 今回はファミリーで参加しました 山ネットのみんなに御利益を「眼力稲荷」
柳谷観音で昼食 今回はファミリーで参加しました〜 山ネットに御利益を!「眼力稲荷」
第103回 記念写真
第103回の記念写真
どぼたんとも久々に会えた。元気そうで何より。えらく太っていた。「規則正し
い生活しているのに。ほら規則正しく30分ごとにたばこも吸ってるし(^_-)」と
どぼたん流のジョークも健在(^^)「ナイトンくんも、こまどんも大きくなったなぁ。
小学生や中学の頃からするとホンマに立派になったやん(^^)」と。
息子達もどぼたんに久々に会えて嬉しそうな1日だった。
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