【鈴鹿山脈北部】御池岳(1247m)


【行き先】 鈴鹿山脈北部・御池岳(1247m)
【日 付】 2002年3月17日(日)
【コース】 鞍掛峠西側登山口−鞍掛峠−鈴北岳−御池岳−白船峠分岐
      −コグルミ谷−コグルミ谷出合−(国道−トンネル)登山口
【天 候】 晴れ
【メンバー】矢問&MICKEY

前夜22時すぎに家を出た。名神の彦根で下りて306号線を南下。
「大君ケ畑以遠・積雪通行止め」の電光掲示板。「FYAMAの山行報告では全面
通行可となってたのに(@_@);行ってみよう」大君ケ畑のゲートでも同じ電光掲示(;_;)。
ゲートは半分開けてある。「??行ってみよう」その次のゲートは全開。
ここからは車道の両路肩に車の列。全てのカーブには見物の人が数名。
鞍掛トンネル西側駐車場もサーキット族の車で満杯・・。「あちゃ〜。御在所岳に行く
ときの鈴鹿スカイラインの夜中と同じや・・。」バイクも数台来てけたたましい爆音。
トンネル東側の駐車場は駐車ゼロ。そこで0:30から仮眠するもエンジン音がトンネル
で反響してうるさかった・・・。鈴鹿方面は前夜着より早朝着にかぎるのかも(^^;)

6:00
トンネル西に移動した。100台以上の車の列は無くなり1台だけがまだ走ってた。
三重ナンバーの登山者が1名来た。鈴北岳から北の方に行くらしい。
6:30 駐車場の奥の登山口から登山開始。雪は少し残っている。
鞍掛峠の手前からはザクザクと残っている雪を踏める。風が冷たくて気持ちいい。
鞍掛峠には道標と、鏡餅型のお地蔵様がある。
1000mにかかると雪原が広がる。テントが2つ。朝の締まった雪をどんどん踏み進む。

鈴北岳手前はやや急登。タテ谷との分岐。多くの雪の足跡が固まっている。ふり返ると
雪がほとんど無くなった伊吹山の姿が見える。この前の姿と大きく違う。鈴北岳の山頂
で駐車場の男性が追いついてきた。鈴北岳山頂だけ雪がない。
「少しこの先を東に行くと福寿草の群生があるけど、コレじゃまだ雪の下だねぇ」とのこと。
写真のシャッターを押してくださった。
男性はそのまま北進「夕日のテラスに行きます」とのこと。

僕たちはGPSに入れてきた正規ルートを変えて御池岳への直線の最短ルートで雪原を
進むことにした。これが雪の頃の特権(^^)v
誰の足跡もない。雪も締まっているので楽に進める。多くの昨日のものらしい足跡は
真ノ谷源流をゆるやかに下る正規ルートを進んでいる。 

あと少しで山頂。ワカンやスキーの跡。

8:25
御池岳山頂。「展望が期待できない」と本にあったが、無雪期の事だろう。結構良い。

鈴鹿の最高峰で〜す(^^)

晴れてるが霞がかかったような晴れ。誰もいない雪の気持ちの良い山頂で朝食とした。
山頂から直ぐ北東に下る足跡があったが、少しボタンブチ側に進み、左へ登り返した。
誰の足跡もない。真ノ谷への長〜い斜面を尻セードして下りた。僕は途中でやめたが
、MICKEYは「これを楽しみに雪のある山に来てるのに(^^)」とずっとしていた(^^;)

谷道に下りきると多くの足跡もテープもあった。左は鈴北岳への分岐を右へ進む。
ここからはこういう分岐ごとに花の写真付き説明看板がある。

尾根道の1000m付近の地点で左の谷道の急斜面を登ってくる女性2人と男性1人の
グループ。地図で確認すると、コグルミ谷を直登してきたらここに出るようだ。

9:00
真ノ谷とコグルミ谷との分岐を左へ小高い尾根を越える。右に落ちる斜面をトラバース
ぎみに下ると「カタクリ峠」で六合目に当たる。昔の炭焼人は「天ガ平」と呼んでいたとある。

ベンチも雪に埋もれている。ここから足跡とテープに従って急斜面を
下って行くが、左下に見える谷筋への急斜面のトラバースには難儀した。あまりにも
急斜面で滑る滑る(^^;)最初からもっと左手のコグルミ谷沿いに下りた方が楽だった。
谷筋にやっとのことで下りると、下から夫婦連れが登ってきた。やはり斜面に行かず
直進している(^^;) ここからはコグルミ谷をどんどん下る。10分に1グループ位の
頻度でどんどん登ってくる人に会う。「花はどうでした?」「雪はもっと多いのですか」の
質問攻め。「花より尻セード」のMICKEYに聞いても無駄と思うけど(^^;)

10:00
鈴北岳に登るときに見た「タテ谷」への分岐があった。まだまだ下る。

10:15 
国道に出た。ここはコグルミ谷出合の登山口。車道沿いに何台も駐車。

駐車してるのは岐阜、名古屋、三重ナンバー。ここからは国道をずっと登る。
10:30トンネルの東の駐車場。朝とは違い、ここも登山口なので満車。
横に小さな滝とせせらぎ。セキレイもいる。鞍掛峠の歴史解説看板がある。
10:35トンネルに突入。長い登り。向かい風がとてもキツイ。足場が見えなくなり
ヘッデンを点灯。細い歩道を歩いているとタイヤや缶などがあり何度かぶつかり危ない。
車がほとんど来ないので対向車線を歩いた。
10:45 駐車場到着。車が2台増えていた。朝の人はまだ帰ってきていないようだ。
昨夜のサーキット族でタイヤの跡だらけの国道を下り、12:50帰宅。
今日も楽しく雪遊びが出来た。今日歩いた軌跡をGPSからカシミールにダウンロード
して見てみた。鈴北岳からはホントに直線に近い軌跡で御池岳に進んでいた。

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