【兵庫】篠山市・虚空蔵山 北尾根縦走

ハンディーGPSの英語版最新チップと日本地形図を試してみる


【山 域】 兵庫県篠山市:虚空蔵山縦走
【日 時】 2009年9月26日(土)
【コース】 JR藍本駅−酒滴神社−虚空蔵山592m−八王子山496.1m
      −山上山Ca390m−石仏のある鎖場−油井−JR草野駅
【メンバー】矢問単独
ハンディーGPSも長らく使ったeTrex Venture英語版から、2005年に地形図の等高線が出る
GPSmap60CS日本語版を早速購入し愛用して今に至っているが、この60CS日本語版は
07年に販売が終わり、測位力も落ちたと感じるようになり次のGPSを検討する事にした。
「60CS日本語版」の後継機である「60CSx日本語版」はこれまた高額すぎる・・・・。

OregonColoradoという新機種も出ているが、山という樹林帯や谷間という空が覆われる
ような特殊なロケーションでの測位力は、3機種の中でも「60CSx英語版」の高感度である
SiRF StarIII最新チップの測位力がネットで調べると「ダントツ」のようである。しかも安い。
日本語版のほぼ三分の一の投資で済む。あとは表示される地図の問題だ・・・・。
       ところが、その問題を解決しそうなデータソフトが出た!!
この9月に、英語版に入れられる「日本地形図25000関西・中四国版」が発売された!。
いつも使う国土地理院の「紙」の地形図を「絵」として変換されたソフトで、画質は落ちるが
手持ちの地形図と同じ画像が出る。「絵」なので日本語もそのまま出るということだ。
寺や堰堤、滝、崖などの地図記号もそのまま視覚で確認できるのは、山や沢でバリエー
ションのルート検討の際に、危機回避にも有益に活用できると思えるので試すことにした。

今日は、その「60CSx英語版」を33800円で購入し、それに「日本地形図25000関西・中四
国版」を12800円で購入して装着したものを、今使っている「60CS日本語版」と測位力や
位置確認のしやすさを比較すべく両方持参することにした。
これが山で使いやすいと判断できれば、最新ファームも日本語版より英語版が断然更新が
早いし、本体価格だけで3倍ほどする高価な「60CSx日本語版」を買う必要性は低くなる。
60CS日本語版・60CSx英語版 地図記号もわかるのは良い点
8:50
JR藍本駅を出発。同時にスイッチを入れると英語版は即座に5つの衛星を捕捉し測位。
現在地誤差は日本語版が±5m、英語版が±3mと出た。2mの差。

虚空蔵山へは表参道や裏参道ではもう登ったことがあるので、今日は
酒滴神社神社の北の横からバリハイルートで、GPSの測位力を比較しつつ登ってみる。
駅や神社の地図記号も英語版はそのまま出るが、日本語版は等高線のみ。
酒滴神社 新しい堰堤の右岸を進む
5分で酒滴神社。疫病が蔓延した9世紀中頃、スサノオノミコトと名乗る童子が神のお告
げによって、山中に滴り落ちる霊水を飲むことをすすめ、病から人々を救ったという。
「今年世間を騒がせている新型インフルエンザからも救って欲しいものだ・・・。」

鳥居をくぐり神社に沿ってすぐ北側に踏み跡がある。そこを進むと谷筋の右岸。
新しい堰堤もあった。当初はこの谷筋の左岸を上り露岩の酒滴岩を経由してP359mを
目指すつもりだったが、今日はこのまま右岸を登って行くことにした。
鞍部への登り やや不明瞭な所も2箇所
堰堤手前で踏み跡は左の斜面へと進み、鞍部に出た。赤い頭の黒杭があり踏み跡は続く。
人があまり通っていないのか大きな蜘蛛のしっかりした蜘蛛の巣がとても多く、拾った枝
を振りつつ蜘蛛の巣をとりながら進む。道はしっかりしていてわかりやすい。
尾根に乗ると明確な道 トンネルの上あたり
先ほどまでいたかのようなイノシシのヌタ場を過ぎると左(南)の尾根からの踏み跡道と
ぶつかる。台地状を過ぎて北進の登りでP359m。(9:23am)
進路を西へと変える。進みやすい幅の道となる。藍本トンネルの真上を歩いている。
涸れ沢に橋が 静かな虚空蔵堂
9:35
裏参道に合流した。やや選択に迷う四差路となっておりコンパスと地形図で確認する。
以前来たときよりも枯れた倒木が何本か有り、くぐったりまたいだり素直に進めない。
右に炭焼き釜あとを見つつ進むと、沢は涸れているが、細いながらコンクリートと鉄パイ
プの橋がある。その先に近畿自然歩道の道標があり、もう虚空蔵堂はすぐそこだ。

9:50
階段を上ると、明智光秀の丹波攻めで、焼失し再建された虚空蔵堂。静かだ。
「駅からゆっくり登って1時間か。暑いなぁ」空は晴天。汗を拭きつつしばらく休憩。
暑さで花も枯れかけている 今日はこの左から登る
いつもはお堂の右手から登り役行者の石仏の所を通って行くが、今日は左の道から行って
みる。ここは上部を木々が覆っていてやや薄暗い。「ピ−ッ」GPSの60CS日本語版が測位
ロストした音だ。60CSx英語版は多くの衛星をとらえてしっかりと測位している。
やはり60CSx英語版の新チップと最新ファーム(Ver.4.00)の測位力は優位性を感じた。

お堂の右から登る尾根ルートと合流した。また10分ほどで「陶の里」への道との分岐。
そしてひと登りで丹波岩。展望を楽しむ。山頂はすぐそこだ。

10:30
7年ぶりの虚空蔵山 山頂。ベンチに上半身裸になってビールを飲んでる男性がいた。
挨拶をしつつ、お互いしばし見つめ合う。「わーさん?」「あれ?矢問さんやないの!」

GPSについていろいろ意見交換。VX−8で位置情報を送信すると、Google地図のAPRSで
丹波のたぬきさんが「Google地図で虚空蔵山に着いたのを確認しました」とメールが来た。
ID−92無線機を出し、430FMでコールするもうまく届かない。430DVのD-STARに切り替
えて六甲RPT経由、函館RPTコールすると、北海道函館市のJA8EUTさんが「お久しぶり」と
応答してくださった。函館も今日は晴天らしい。アンテナの交換と調整をしているとか。

ご夫妻連れが登って来て、すぐ陶の里の方へと行かれた。
単独の男性が登ってきて食事をされている。
Google MAPでの位置情報 北尾根ルート開始
山頂からすぐ北の展望の良い場所からの北方面景色
11:15
わーさんは「こんだ薬師温泉」へ向かうのでピストン下山。明日は扇ノ山に登るらしい。
僕は北尾根を縦走すべく北へと向かう。すこし北へ行くと展望の利くところに出る。
「ここからだと、先ほどわーさんが言ってた白髪岳や松尾山が見えたのなぁ・・・・」
尾根の分岐を左へ行くと「オロ峠」への古い木札が落ちている。(源義経の軍勢がこの峠
を越えて麓の小野原へ入るとき、鎧甲冑が重たくてオロオロとして入ったという説がある
が、ホントかどうか・・・おの(小野)峠が転じたという説もある) 巡視路のプラ階段を下ると
送電線の鉄塔。
八王子山496.1m ヤマハギが咲いている
11:55
八王子山496.1m。木陰だしここでランチタイムにする。ラーメンとおにぎり。
食後にコーヒーとチーズパン。無線機からTQFさんとやまあそさんの声が聞こえた。
加古川からは遮るものもなくメリット5で入感する。
TQFさんとは去年3月に後山でつながって以来のQSO。
展望の良い露岩 来た尾根筋を振り返る
12:25
山上山に向けて出発。進路を東にとると展望の良い露岩。
北の展望も良いが、振り返ると今まで歩いてきた稜線も見える。鉄塔横を通る。

12:50
P417mのすぐしたに分岐のテープ。「草野駅」「池」とあるが、そちらへ下って行って
しまうと山上山とその先の石仏や鎖場には行かない。登りルートをとるとP417m。
山上山 右斜面にアンテナ
ここで進路を北へと変える。5分もかからずに山上山。山名があるような山頂らしくない。
大峰の山上ヶ岳の地方ミニ版とのことで修験の山らしいが、そんな感じを受けない・・・。

どのあたりから北東に進むのか注意しつつしばらく踏み跡に沿って進むと、真新しい共同
アンテナらしきものが右の斜面に立ってる。その少し先へ行くと右へと下っていく道とな
るのだが、この道に沿ってそのアンテナ線がひかれている。2008年の日付シールだ。
役行者と不動明王 石仏正面からの風景
石仏から鎖場下を見る 鎖場下から上の石仏を見る
分岐があり岩場を巻く右があるが、岩場への左へ行くとそこに石仏があった。
役行者と不動明王とのことであり、その下の岩肌に新しいクサリがかかっている。
巻き道を下りても良いが、せっかくだから鎖場を下りることにした。

13:20
民家の横に出た。バス停の油井の前だ。ここから逆に登る際にはわかりにくいだろう。
彼岸花が咲く田んぼの横をのんびりとJR草野駅まで歩く。道沿い右にお地蔵様がある。
草野駅の前から今日歩いた稜線をぐるりと見ることが出来る
GPSの測位力の比較や、画面の地形図の見やすさの確認では、英語版に日本地形図を組み
合わせて使うのでも全く不自由がないことがわかった。測位力は英語版が断然強い。
そして虚空蔵山北尾根縦走で目的の石仏のある鎖場も下ることが出来た。

草野駅13時44分の丹波路快速は、13時15分に宝塚付近で発生した人身事故の影響で、
新三田駅まで進むも、30分以上そこで停車した次へ進まず遅れた。
道場駅を過ぎて見える北側の岩壁には、色とりどりのヘルメットのクライマーの姿が見えた。

ナイトンは赴任地からマイカー帰宅し、MICKEYと伊丹のダイヤモンドシティに行っているらしい。
家の近くの駅に着いて信号待ちしていると右の靴の具合がおかしい。
「うわっ!」靴底が半分はがれ出しているではないか。「ホッ」山の中ではなくて良かった。
本日の縦走ルート
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