【播磨】笠形山で新年山頂コール


【山 域】 播磨 笠形山(播磨富士939m)
【日 時】 2008年1月2日(水)
【メンバー】矢問 単独
【コース】 グリーンエコー笠形−滝見台−笠形山(939m)
今日の9時から3日の21時まで、アマチュア無線のニューイヤーパーティだ。
年末年始に天候が荒れて山に行けていない上に、お餅の食べ過ぎで体が重い。
ゆっくり山に登って、ニューイヤーパーティの20局のQSOを達成してみようと思う。
笠形山から近いだっちゃんが笠形山の「扁妙の滝」を観に行くと掲示板に書いてあった。
どこかで会えるかも知れない。南の笠形寺、笠形神社からのルートも考えたが、遅い出発
なので、がらすきの中国道と播但道を使って、短時間で登れるグリーンエコー笠形側から
登ることにした。体がなまっている正月の軟弱登山で山頂コールだ。
登山口  扁妙の滝は下部だけ凍っている
10:30
なつかしいコテージ群の中にある登山口から出発。うっすらと雪が地面を覆っている。
念のため、軽アイゼンや防寒具、ツェルトも持参することにした。

家族で初めてここから登ったのは1991年の夏だった。毎年毎年ここのマッシュルーム
キャビンに夏休みは泊まりに来ていたのを思い出す。暑い夏に登った。
その次に来たのは1999年の豪雪の2月。豪雪で三室山を敗退してここを登った。
大岩にも雪が少ない 黒いナメの右岸を進む 五合目 ここから左岸へ
そんなことを思い出しながらゆっくりと登る。15分ほどで滝見台への分岐。
滝見台へ寄り道して落差65mの「扁妙の滝」を見る。下の方だけ凍っていた。
大岩の所を過ぎで三合目。せっかく登ったのにここからは少し下る。また10分ほど登る
と四合目。ここから山頂まで2.8qとある。
黒い床のナメ沢筋の右岸を進むと五合目の東屋。ここで沢を渡り左岸を進む。
空は晴れている風もない 湿地には橋が架けてある
無線機からOAPさんが雪彦林道でCQを出しておられたのでサービス応答した。
JMMさんもご一緒だということで、JMMさんともQSO出来た。今年初のQSO!
JMMさんもお元気になられたようで本当に「おめでとうございます」良かった!
そのあとだっちゃんがQSOしていたのをワッチ。もうこの山頂にいるようだ。

ずっと違和感があったが、どうも昔歩いたルートと所々やや違う。GPSと地形図を見る
とやはり微妙に所々でルートが微妙に変更されているようだ。植林帯が多くてどうも面白
くない。地形図でみると並行に尾根が走っている北の812mの尾根や南の767mの尾
根を登って東進した方が面白いかも知れない。
尾根の道標 山頂でバンダナショット
11:55
尾根に登った。右へ行くと笠の丸展望台、左へ行くと山頂だ。
2人そしてまた2人が下山してきた。だっちゃんからメインでの呼び出しコールがあった。
「あと10分ほどで着きますよ〜」「了解!ラーメン食べて待っています〜」

12:05
笠形山 山頂。だっちゃんが待っていてくれた。山頂も周囲の山々も雪が実に少ない。
360度の展望。海も見える。他にも2名の男性が東屋で食事をされていた。
「バンダナショットを撮りましょう」とだっちゃん。だっちゃんは今から下山して温泉。
「僕はニューイヤーパーティのQSO局数を稼ぐので遅く下山します」と伝えた。
周囲の山も数日前の大雪が消えている
無線機をオンすると、流石にニューイヤーパーティの日だ。山頂でもあり空き周波数が
無いくらいに飛び込んでくる。混信に次ぐ混信が山頂での悩みにもなる。こう言うときこそ
八木アンテナが威力を発揮するのだろう。「よし、今日は4エレで4エリアと5エリア中
心に山頂コールしてみよう」香川県のLWZさんが作ってくださったハンディ4エレ八木
アンテナを組み立ててハンディー機で運用開始。サンドイッチをくわえながら頑張るぞ!
岡山、愛媛、徳島、香川などバンバン入る。

駐車場で挨拶した男性が登ってきた。昔は無線をされていたとか。山の名刺を交換しあう。
次に登ってきた男性からも「今はココで無線をする人も減りましたよ」と。
先ほどまで晴れていたのに凄く雪が降ってきた。体も震え声も震える「寒いなぁ〜」
次に登ってきたご夫妻はマラソンの結果を教えて下さった。「最後で転けて可愛そう」と。
みなさんそれぞれ下山され、山頂は僕一人となった。静かな山頂。
また天気が良くなってきた。
4エレ+ハンディ機5wでQSO 日が暮れだした・・・下山しないと!
たまたまメインに切り替えると丹波のたぬきさん(IRCさん)の声。応答してQSY。
IRCさんDQKさんご夫妻とも新年の挨拶が出来て良かった。
そのあとも4エリアと5エリア中心にQSOして、20局達成!!
寒いのに4時間もよく頑張ったと我ながら感心する。
そして4エレアンテナの実力を実感できた。実に感度が良い。LWZさんに感謝!!

16:00
撤収して下山開始。三合目に来た頃に太陽は山の向こうに隠れ暗くなりはじめた。
ゆっくり下っても1時間、17時に車に到着した。節約のために地道で帰ることにした。

西脇市を走っていると、山頂で聞こえていた小野市のNVNさんと綺麗な声のEKZさん
の声が聞こえてきたのでモービル応答。みなさんQSOパーティを頑張っておられる。
そのあとも記念局など数局に応答しながら退屈することなく19時半に自宅着。
帰宅してからも、2mSSBで京都や奈良の多くの局とQSOを楽しんだ。
本日のルート
1つ前の記録は「【鈴鹿】雨乞岳(1238m)」の記録です