【鈴鹿】イブネ・クラシ・タイジョウ


【山 域】 鈴鹿/イブネ・クラシ・タイジョウ
【日 時】 2010年4月18日(日)
【コース】 甲津畑・鳴野橋−杉峠1042m−イブネ1160m−クラシ1145m
       −イブネ−タイジョウ1061m−P891m−千種街道−鳴野橋
【メンバー】BAKU・矢問

昨日、地蔵杉の登山を終えて帰宅し靴を洗っていたら「鈴鹿の山に行こう」と普段は
沢登りばかりしているBAKUさんからの珍しく登山のお誘いメール。
どこで落ち合うかをメールでやりとりしている内に日付が変わった。睡眠不足の2日間。

どの山にするかはBAKUさんに任せ、深夜3時過ぎから準備し4時前にBAKUさん宅に
向けて出発。1時間弱でBAKUさん宅に到着しBAKU号で出発。
行く山は「イブネ」となり、きわどい細い道を抜けて甲津畑の集落から鳴野橋へと向かう。
鳴野橋にはすでに5台の車。1人以外はもう出発後なのか姿はない。
その1人の男性も先に出発された。
「←ダイジョウはここから」の道標 ここで杖を借りた
7:20 出発
ここを歩くのは、山日和さん達と2007年12月に雨乞岳に行ったとき以来の約2年半ぶり。
綺麗な花を供えられた桜地蔵尊を過ぎて、1つ目の小屋手前に「ダイジョウはここから」
という見覚えのない新しい道標がある。僕の古いエアリアマップにある国定公園境に沿って
のルートだろうか。新しいBAKUさんの山と高原地図には国定公園境が載っていない。

今日はストックを2人とも忘れてきたので、その小屋に置いてあった「夢釣人」と記され
た木の杖を1本ずつ借りて行くことにした。
杉峠までの長い緩やかな登り道も、大シデ並木を二人でしゃべりながら歩くとそれほど
長くも感じない。
杉峠「風が冷たいなぁ」 天気は最高!
9:25
杉峠に着いた。エアリアマップも地形図も1042mだが、案内看板には1036mとある。
先に出られた男性が休憩されていた。「囲炉裏のかたですか」と聞かれた。
囲炉裏の山行報告のこともご存じで「月例会の参加は飲み会のようなので躊躇します」と
のこと。「僕のような下戸もいますよ。以前はもっと下戸軍団も月例会に参加してたんで
すがね」とその男性の言うこともとても理解できる感想だと思い挨拶した。
これから雨乞岳方面に行くらしい。以前、山日和さん達と歩いたルートと同じようだ。
ミニ涸沢のような姿 「気持ちエエなぁ」
杉峠を出発し、イブネに向かう。休憩している内に体が冷えた。晴天だが風は冷たい。
「うわ〜すごい良い感じやなぁ」「素晴らしい展望やね〜」「今日来て良かったなぁ」と
あちらこちらの展望を楽しみながら二人から声が出るし笑顔も出る。
振り返ると、谷筋にまだ残雪が少し残る雨乞岳方面の山々がどっしりと見える。
右手には鎌ヶ岳御在所岳などの山々が間近に見える。
「すごい展望や〜」 イブネ 1160m
10:20
イブネ。1160m。鳴野橋にあった車の主はほとんど雨乞山方面なのか、誰もいない。
「ここまで来たらクラシに行こうか」「そうしよう!」と話しているとクラシの方から
1人の男性が来た。会釈して、男性は杉峠の方へと進んで行かれた。
VX-8DでのAPRS位置情報を発信

記念写真を撮り、無線機を出してAPRSで位置情報を発信。これで家にいるMICKEYに
登頂時間や高度・緯度・経度などがGoogle地図でタイムリーに伝わっている。
  (三重県松坂市のJP2VWJ局のI−GATEがこの電波をキャッチして下さった)
「さて、クラシに行きましょ〜」 「これまたエエ展望やな〜」
台地状のイブネの山頂付近を歩き、イブネ北端という所まで行き、クラシの方へと進む。
クラシには枯れ木がポツンと立っているだけのピークらしくないピーク。
その先の尾根分岐まで見に行ったが、「ランチはイブネでしよう」と、イブネへと戻る。
「クラシはピークらしくないなぁ」 御在所岳がよく見える
イブネでランチ。冷たい風がキツイので木の陰に座って温かい物を作ってランチタイム。
晴天で風が止まるとポカポカと眠たくなる。ビールを飲んだBAKUさんは軽い寝息を
たててぐっすりと眠っている。日差しでBAKUさんの顔が真っ赤に焼けてきている。

無線機を出してワッチ。すぐ南の御在所岳からCQを出されているJH2RGXさんに応答。
しばらく山のお話しなどをする。四国の屋島からJI5IWZさんのCQが聞こえ、久しぶり
に歓談する。お元気そうで何よりだ。

12:20
BAKUさんを起こして出発準備。時間もあるし天気も良い。
ここまで来たのだからピストンではなくダイジョウにも回り、そこから尾根筋を南下しよう
ということになった。
「右は崩落してる。コワ〜」
杉峠方面へと進むと男性二人とすれ違った。タイジョウへの分岐からは今までとは違って
明るい尾根ではない。シャクナゲの木も増えてきた。きっと岩場が多い山だろう。
やせた尾根がしばらく続く。右手が大きく崩落していて黄色テープが危険を示している。
タイジョウのうるさいくらいの山頂札
13:20
タイジョウ(大丈)。山頂札がうるさいくらいに木にぶら下がっている。展望は無い。
ここから尾根を南下して朝に通った道に出ることに。しばらく下ると左手に池がある。
こんなところに池があるとは。尾根が痩せだした。男性が登ってきた。
痩せ尾根でのすれ違いはなかなかスリリング。「お気をつけて」とお互い挨拶。
「南尾根を下ろう」 「だんだん細くなってきた」
「こんなルートを登ってくるとはしんどかったろうなぁ」さらに痩せ尾根となる。

P891mの手前で西へ行くのが国定公園境ルートだと思える。テープも1つあった。
しかし、僕らはこのままツルベ谷出合方面に南下することにした。
踏み跡も何もなくなり痩せ尾根はさらにひどい状態で岩もモロモロで足を置くとすぐに
崩れる。まるで伯耆大山のらくだの背状態の尾根だ。
持つ木も枯れているのですぐに折れる。つかみたい岩もぐらぐら。慎重に足を進める。
やせ尾根は、もろい岩 慎重に岩を巻いて・・・・
「沢登りの下山路ではこういうパターンが多いよなぁ。でもひどいもろさやねぇ」と僕。
「ここまで長い痩せ尾根はめったにない。人には勧められないルートやね」とBAKUさん。
「こんな所を今日もMICKEYを連れてきたらえらいことになった。昨日の地蔵杉も今日の
イブネも山頂までは綺麗で感動だったけど、下りは最低と言われてしまう」と僕。

大岩の所で行く手を阻まれて右へ左へと偵察。右を回り込んで再度尾根に乗れた。
地形図で見るよりも右は切れている。足1つしか置けないような痩せ尾根に木が邪魔する
部分も点在して、木を抱くようにして回り込むも下手すると崖斜面へ落ちてしまう。
これだけ足を置くたびに崩れたり、持つ木が折れるこの尾根はいつまで使えるのか・・・。

やはり、手前の西への尾根に乗り、杖を借りた小屋の所へ回り込んで下りていく方が、
きっと足場はマシなルートだろう。

14:40
最後の最後まで崩れやすい岩の尾根でやっと朝の道に出た。

14:55
小屋の所で朝に借りた杖を返して、また千草街道の長い道のりをてくてくと戻る。

15:35
鳴野橋の駐車地点に到着。帰路もBAKUさん宅までBAKUさんの運転で帰った。
2人とも初めてのイブネ、クラシ、ダイジョウを、晴天の大展望とともに楽しめた。
本日のルート
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