比良山系 霊仙山


【日 時】平成13年2月25日(日)
【行き先】霊仙山(750.8m)
【天 気】曇り時々雪
【コース】湖西線わに駅−(バス)−栗原−霊仙山 ピストン
【メンバー】山ネットの2月例会(第69回)山行に同行

久々にサポーターとして山ネットの2月例会山行に同行した。
とっこさんも久々に参加。おりーぶさんにも初めて会える(^^)
今回行くのは比良山系の最南部にある霊仙山である。
滋賀県にはもう一つ伊吹山の南部にも1083.5mの霊仙山がある。

大阪駅の集合が7時30分と早い例会のせいか、参加者は30数名。
こぢんまりと昔の山ネットの規模で「これもまた良し」であった。
晴眼者と視障者の比率もいい具合に、晴眼者が大きく上回っている。
大阪駅で、花粉症で参加できないなにわ屋さんに見送られて湖西線で
わに駅まで行き、そこからバスに乗り換える。雪がちらついてきた。
バスはまるで山ネットの貸し切り状態。バス中でスパッツの準備をする。
栗原でバスを降りると雪はさらにきつくなってきた。
3グループに別れてサポートするメンバーを決めた。

雪を被った家並みに沿って歩いていく。正面の山は真っ白に雪化粧。
登りにさしかかったとき、奥田さんの合図で、視障者を一人で雪の上を
進ませて雪を踏む感触を味わってもらう事となった。サポーターはやや離れて
トレースを付けないように進む。キュッキュッっといい音がする。

一人で雪道を進む どぼたん
どぼたん頑張れよ〜
食事場所まであと一息
もうすぐ食事場所だよ

アンテナのところで食当班は豚汁、甘酒、その他の鍋ものを準備開始となる。
いつもの大鍋がでた。山頂へ行く希望者を宗近さんが募ると、大半が「行きたい」
とのこと。元気で何より。どぼたんは「大事な荷物の見張り番」をかってでた。
これは、留守番特権の味見担当兼乾杯練習係と言うことだろう。

宗近さんに「先頭を進んで欲しい」と依頼される。
初めての山なので地図を見つつ進む。
この山の経験者の晴眼者は全て食当で残るとのこと。
途中までは宗近さんも分岐を良く覚えていた。流石だ。
「去年も時間切れで頂上に行けなかった。今年は是非行きたい」との強い希望。
「ちょっとペースが速いけどいいの?」
「同じ道を戻るのでペースの遅いペアも迷うことはない。
どんどん行って欲しい。11時30分には途中であろうと下山しましょう」
とのこと。
「では、キックステップで進みますよ」いつの間にかペースの速い遅いで
3〜4つの集団になっている様子。姿の見えない遅い組からは「ペースおとせ〜」
の大声が響く。「どんどん進んでいい」と宗近さんの声。板挟みになるが、時間
中に行けるところまでが目標であとはピストンなので進むことにした。
なかなかの急斜面。
下山こそが大変だろうと容易に推測できる。

なかなかの急登だ
なかなかの急登だなぁ

11時30分になった。「宗近さん、下山しますか」
「そうしましょか。今年も頂上に行けなかったなぁ」と口惜しそう。
「ちょっと待っててくれますか。走って登ってみます。地図からだとあと数分の
はず」と走って登ると・・たったあと3分の距離だった。
「頂上ですよ〜」と大声で知らせた。良かった良かった。
宗近さんをサポートしてきた穂高君がにこにこと登ってきた。
「やったな、穂高君」「ええ。良かったです」と満足そう。
先頭到達者の記念写真を撮った。

頂上1番乗り 穂高君も頑張った
頂上1番乗り〜

宗近さんも「登れてホントに良かった。念願が叶った」と嬉しそう。
頂上は膝までの雪。どぼたんへ無線で連絡。
もう下では食事準備も完了しているとのこと。

とっこさん、おりーぶさんもあと一息で頂上
とっこさんとおりーぶさんもあと一息

僕もとっこさんの食当をしないとならないので一足先にすっとんで下りていった。
あとは楽しい食事と、バス停手前での自己紹介。自己紹介の場所からは
琵琶湖が綺麗に見えた。にぎやかに雪の山行も無事終了。

第69回の集合写真
この山行記録の前は青葉山の記録です
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