【北摂】剣尾山から横尾山


【山 域】 北摂:剣尾山-横尾山
【日 時】 2020年2月11日(火・祝)
【コース】 能勢の里・駐車場-登山口-行者山-剣尾山784m
      -横尾山784.9m-頂上広場-ことりのテラス-ひと休み峠
      -能勢の里・駐車場
【メンバー】tomy・矢問  
今月初めに亡父の十三回忌と亡義母の一周忌を無事終えた。
去年は相棒のいろいろな手続きや、昨年末からの引っ越し作業もあり、登山にもほとんど
行けずに、体力も筋力もさらに落ちたのでは無いかとやや心配・・・。
去年の登山は能勢電ハイクの8月の妙見山で終わってしまった・・・・。

元同僚のtomyさんから「報告したいことと、お願いがありますので時間を作って下さい」と
ダイレクトメール。若きtomyさんも近頃運動不足らしい。「お互い運動不足なら・・・・」
年に1度の健康診断を受診した翌日に時間を作って「困ったときの剣尾山」に行くことにした。

当初は能勢電ハイクの耐寒ハイクの開催日なので、それに行こうかと思いつつも、インフル
エンザやコロナウイルスの連日のニュース。大勢の人が参加する能勢電ハイクで現役のtomy
さんに風邪やインフルエンザがうつっては大変なので、せっかくの晴天日でもあるし、人が少なく
展望の良い剣尾山を選択したのだ。

「登山靴の紐を通すの時間がかかって、電車を1本乗り遅れてしまいました・・・」とのメール。
合流駅に約10分遅れでtomyさん到着。「お~、久しぶりだねぇ」と約2年ぶりの再会。

「困ったときの剣尾山なら運動不足でも大丈夫。幼稚園児でも登ってるから」と僕。
剣尾山は昨年の1月にMICKEYと登って以来になる。

「メールではなく、ちゃんとお会いして報告すべきと思って・・・」とtomyさん。
合流地点から能勢の里の駐車場まで、tomyさんから報告事項を走行する車中で聞いた。

先月で職場を退職し、好きな写真撮影でニューボーンフォトグラファーとして独立したという。
在職時は、僕も良くカメラのことやレンズやフィルターの話しを一緒に熱心にしたものだ。
まだまだ若くて熱心なtomyさんなら、きっと良いフォトグラファーになるだろう。

9:50
登山口でトイレを済ませて、地形図を渡し、今日の予定ルートを説明した。
ジャンパー下のフリースを脱いで出発。
運動不足の2人。今日は「ゆっくり~、のんびり~」がお互いの合い言葉。

剣尾山はどういう山か、この登山道はどのように変貌してきたかなどを説明しつつ登る。
「この掘り返しは何でしょう」「この葉は何の木でしょう」などクイズを出したり説明をしたり
質問に回答したりしつつ登ると、自然と立ち止まる回数が多くなり、息も切れずに登れる。
   
   
後ろから登ってきた男性に抜かれても「気なしない気にしない。」
次に来たカップルに抜かれても「気にしない気にしない。」
その次に来た女性2人組に抜かれても「気にしない気にしない。」
久々の山歩きを「ゆっくりのんびり」楽しめば良いのだ。

倒木付近から2日前に降った雪がまだ登山道付近に残っているのが見えた。

大きな岩に彫られた大日如来の磨崖仏をtomyさんは見上げていた。
「凄いですね」とtomyさん。
「30年ほど前はもっと色も鮮やかに残っていたのだけどね。一時は罰当たりな
クライマーが登って、チョークのあとだらけになった頃もあったんだ・・・。鹿が笹藪を
食べ尽くしていてって、いろんな岩場の修行のルートもわかりやすくなった」と僕。

早くも上から下りてこられた男性に「雪は残ってましたか」と僕。
「山頂にも5センチくらい残っていましたよ。横尾山からの展望も良かった」との事。
「えっ、雪!うれしいなぁ!」とtomyさん。
   
   
10:30
行者山に到着。
岩の上に小さな雪だるまが作ってあった。
「この分じゃ、六地蔵の所には11時半位になりそうだなぁ。まぁ、ゆっくり登ればいいさ。」

11:30
六地蔵に到着。
残雪があちらこちらにある。晴天で気持ちが良い。
ここからは雪を踏むたびにキュッキュッと音が聞こえる。

月峯寺跡を過ぎればもうすぐ山頂だ。途中のアセビの白い花も少し開花し始めていた。
 
 
11:45
剣尾山の山頂。7人ほどがあちらこちらに分散して食事中だった。
幼稚園児と小学生らしき男の子を連れたお母さんも登ってきた。
「ほ、ほんとうに幼稚園児でも登るのですね~、この山」と驚いてるtomyさん。
「ウチの息子達も幼稚園の時に登ってるよ」と僕。

冷たい風があるので、先に二人とも上着やダウンを着込んだ。

「さて、お昼ご飯にするか~。今日は味噌煮込みうどんを作るので!」と僕。
コッフェル等を出して、SOTOのガソリンストーブのポンピング開始。そして着火!
うどん汁、そしてピリ辛鳥味噌と水を入れて、鶏肉+ネギ+薄揚げ+白菜+椎茸を
パンパンに入れ、大きな煮込みうどん玉を2つ入れた。

風はややきついが、こういう時の味噌煮込みうどんは「ウマイ!」
「残さず食べてくれないと、僕の荷物が軽くならないから頑張って食べてよ!」と僕。
tomyさんの好き嫌いもわからず作ったが、「美味しい!」と言って沢山食べてくれた。
二人分としてはちょっと多すぎて残るかな、と心配したが二人で食べきった。
「よく食べたなぁ」「満腹満腹」


12:55
横尾山へと向かう。 岩陰の先客は4人だけになっていた。
山頂付近のアセビはまだ蕾も硬い。

残雪が踏み固められていて滑りやすい。

電波反射板への登りのすぐ左手のトラバース道との選択は、tomyさんは直登を選択。
せっかくだし、運動不足の二人には楽をせずその方が良いかもしれない。
   
   
 
13:40
横尾山。だいぶ雪もとけてきていた。三草山の方も綺麗に見える。

鹿よけネット横を下るところで、念のためtomyさんは持参してきたストックを出した。

鉄塔のある急な下り場の横はなんとなく焦げている。山火事でもあったのだろうか。
ここからも、色々な木々の冬芽を観察しながら歩く。

14:35
頂上広場。「さて、ここからさわがに広場への急坂を下るか、駐車した能勢の里に
このまま「おにやんまの路」を進んで、能勢の里に下るか」と僕。
tomyさんはしばらく考えていたが「おにやんまの路へと進みます~」と返事。
   
 
15:05
ひと休み峠。
「あと15分ほどだから頑張って」と僕。

15:20
能勢の里に到着。
「えっ、こんなにうまく駐車した所にポンと出てくるのですね!」と笑顔のtomyさん。
駐車場ではバイクが数台あって、その写真を撮っている若者達がいた。
ほかにあと3台ほど車がまだ停まっていた。


国道に出たところの「ふる里産品直売店 丹州路」さんの新鮮な卵を買って帰る。
前回は休まれていた卵かけご飯も土日祝は再開したという。
MICKEYも大好きなロールケーキは土日のみとか。桜川サイダーをその場で飲んで
葉酸卵のLサイズとくるみゆべしも買って帰ることにした。

17:25
tomyさんへのいろいろなアドバイスを駅前ロータリーで歓談したあと帰路に。
「ではまた!」
「ニューボーンフォトグラファ-、頑張って!!」と僕。

久々に歩いた剣尾山。晴天の山を歩くのは気持ちよい。

さて、森林インストラクターの文章作成の課題もまだまだ残っている。頑張らないと!
 
★ 13日後の2月24日(振替休日)にMICKEYとこの逆ルートで登山実施。
   雪はすっかり無かった。

本日のルート 
 
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