【芦生】笹の保全活動と実生更新の研究協力
2018年5月26日(土)


今日は芦生研究林内の笹の残る場所で、一昨年前からの研究チーム「Ashiu Sasa Quercus」の
調査区への資材・機材ボッカと植生調査のお手伝いを、昨年11月に続いて実施する日だ。

調査は2日間するのだが、翌日曜日は森林インストラクター大阪会の箕面での活動があるため、
今日1日のみ参加にさせていただいた。

朝4時半過ぎに新しくできた新名神を使って京都東まで行き、集合地へと向かった。
集合地には1時間前に着いてしまった。
 
猿の軍団が建物前に居座っており、桜の実や新芽をむさぼり食っていた。
糞を見ると、新芽ばかり食っているのか緑色。

「わ~っ!」と脅かすと川向こうに飛び石沿いに渡り、木に登ってまた食べていた。
建物管理者のNさんが鍵を開けに来てくださったので、しばらく歓談。

8時には今日の参加予定者6名全員集合。宿泊予定者の荷物を建物内に運び込む。
前回同様にSさんと僕の2台のエクストレイルに分乗し林道を進む。

標高450mあたりから標高900mあたりまで今日運び上げる資材・機材を分散して持ち
オタマジャクシの沢山いる林道から沢筋、そして峠へと向かう。
高度を稼ぐにつれて体温が急上昇。「この時間と気温だと、暑くてバテそうな・・・」

このメンバーだと前回のようには峠に行くまでに途中休憩は取ってもらえそうも無い。
各自片手にボッカの支柱を持っているが、僕は両手とも持っているため、持ち変えること
もできず腕も疲れてしまった。斜面でも木もつかむこともできず疲労度アップ・。
気温も上がり、ますますバテた。苦手な気温。「涼しい早朝時間に登りたい・・。」

峠でみんなが休憩待ちしてくれていた。ここからは尾根筋なのでぐっと楽になる。
Iさんが両手のポールの片方を持ってくれた。「登りでもってほしかった~」と僕。
   
   
   
 調査地点手前で、作業や調査地の違いもあり3人ずつの2班に別れた。
僕はIさんとHさんとの組で、植生調査と記録カメラの電池交換とカメラ設置を協力し
ていった。Hさんは実生などを観察し、僕は記録、Iさんはカメラの位置決めや電池交換。
カメラの位置決めや電池交換時のIさんの「指さし+声出し確認」は素晴らしかった。

狸の貯め糞もあった。
   
   
昼の食事タイムには、ブユが大量に寄ってきたので虫除けネットをかぶった。
蚊取り線香もつけようかとも思ったが、ネットで対処できた。

午後からの続きの作業も虫除けネットをかぶって作業をしたが、木の枝などに時々
引っかかり困ったこともあった。僕はブユにやられるととても腫れる体質・・・。

「いててて」とFさん。大きなダニにやられていた。
   
   
   
   
 「本日のAshiu Sasa Quercusの活動はこれで終了。」とIさん。

下山して、集合地で解散。
明日も継続作業する3名と別れ、僕やSさんそしてHさんはそれぞれ帰路についた。

帰路では、湖西道路が大渋滞。名神から新名神に入り帰宅。
新名神を使っても、距離や時間、料金的にもそれほど変わらなかった・・・・。

暑い時間の登りはやはりだめだと実感した。林道を走行すると車はどろんこ状態。
家の前で泥落としの水洗いをして明日の準備。明日は箕面の森での活動だ。
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