【北摂】能勢妙見山で小学生の「里山体験学習」
2018年5月17日(木)


平成30年度の川西市の小学校の「里山体験学習」を、他の川西市内で活動している多く
のボランティアクラブ同様に、川西里山クラブでも受け入れを毎年している。

川西市では、小学3年生には「環境体験学習」があり、4年生には「里山体験学習」が設定されて
おり「兵庫の教育推進月間」における市町の取組調査票を見ると「里山体験学習により、小学校
4年生を対象とし、自然観察、炭焼きな どの伝統工芸体験、黒川地域の人々との触れ合いなど
を通して、自然に対する畏敬の念、 生命の尊さ、環境の大切さ等を実感させ、豊かな心を育み
ます」
と記されている。このコンセプトに沿ったプログラムを各ボランティアクラブが実施している。

また、能勢妙見山の周辺は環境省 自然環境局 自然環境計画課のホームページにも「生物多様性
保全上重要な里地里山」
としても記されている。

今年度の川西里山クラブでの受け入れ予定は、1学期が5月に多田東小学校から4クラス
125名、6月には加茂小学校から3クラス86名、川西小学校から4クラス114名、
2学期の10月には川西北小学校から2クラス66名の受け入れとなっている。
   
今日は多田東小学校から4クラス125名の受入日。
川西里山クラブのメンバーの出席がなかなかできにくい日らしく、メンバー不足日らしい。

9時20分に黒川駅に集合。能勢電車で一緒になった3名と黒川駅へと旧道で吉川神社を
経由して歩いた。駅の手前の道路沿いにホオノキの花やエゴノキの花が咲いている。
他のクラブ員と9時30分の臨時ケーブルで先に準備に上がる。
   
   
昨日も数名がクラフト材料や工具などの物品の事前準備に登って、どんぐり小屋から木工
クラフトを実施するバーベキューテラスへ運んだりと、なかなか事前準備も大変。

フィールドワークの解説ポイント14カ所に事前に番号札を設置したり、木工クラフト場所の
工具やコンセントケーブルのセッティング、クラフト材料のセッティングをする分担を手分け
して実施。

10時には多田東小学校の4年生4クラス125名と引率の先生方数名がのケーブルで
登ってきた。
   
   
   
   
予定より10数分ほど遅れて朝礼が始まる。
児童からの挨拶や川西里山クラブの挨拶に始まり、フィールドワークに2クラス、木工クラフトに
2クラスに分かれた。フィールドワークはさらに4グループに分かれて行く。
木工クラフトのテーブル占有配置が、予定していた区分けと違ってしまい、慌てて軌道修正。

僕は、午前中は木工クラフトの担当として、グルーガンで児童たちが「ここにこれを貼ってください」
「ここに穴を開けてください」というリクエストに応えて、やけどや怪我をしないようにお手伝い。

どんぐりや木の枝、木の板、などを使って作るのだが、男子と女子の発想はいろいろで面白い。
見本の作品を見てまねる児童もいれば、独自の路線で突き進む児童など。

だんだんと、自分たちでも工具を使いたいという女の子も男の子も。器用な子も多い。
1人2つを作る予定を超えて4つも作る子もいるが、各材料は昼からのグループにも必要なのだ。
   
   
   
ランチタイム予定時刻に、フィールドワークのグループがなかなか戻ってこない・・・。
広いフィールドを歩き14ポイントは、90分では説明しきれないのかもしれない。

木工クラフトグループの児童たちに先生が号令。「12時半までに食事をするように」と。
午後のフィールドワークにはこのグループが行くのだが、帰りの時間を厳守しないと学校に
ケーブルやバスなどで戻る予定時間がずれてしまうからだ。もう30分弱しか時間が無い。
我々も大急ぎで弁当を食べた。引率の先生方は食事タイムもろくに無くて大変だ・・・。
   
   
   
   
昼からはフィールドワークのグループに同行し、後ろの方の児童からの木々や草花や昆虫
の質問や、葉っぱをとってほしいという児童のフォローをした。熱心に記録する児童もいれば、
それぞれの木の葉を大切に持つ児童もいる。学校で新聞作りにも役立てたいとのこと。
記録の仕方もいろいろだ。文で書く児童。スケッチする児童。個性が出る。

モリアオガエルの池の説明にはじまり、ヤブムラサキ、モチツツジ、ブナの大木、クヌギの
植林地、ソヨゴ、薪乾燥小屋、ナラ枯れ、どんぐり小屋の道具類、ウリハダカエデの群生、
ホウノキ、イロハモミジ、ムラサキシキブ、炭焼き釜跡と菊炭、鹿の不嗜好性植物、出会いの
妙ザクラ、オオシマザクラ、エドヒガン・・・等々、フィールドワークで学ぶことは多岐にわたる。

「里山体験学習により、小学校4年生を対象とし、自然観察、炭焼きな どの伝統工芸体験、
黒川地域の人々との触れ合いなどを通して、自然に対する畏敬の念、 生命の尊さ、環境の
大切さ等を実感させ、豊かな心を育む」というコンセプト。1日のプログラムの設定で里山を
体験してもらうには時間的にも限界もあるが、児童たちが何かを感じてくれて豊かな心を育ん
でくれることにつながればありがたい。

午前も歩いた先生やクラブの説明者は、2度アップダウンのルートを歩くためお疲れ気味。
今日は天気予報通り、実に蒸し暑い日なのだ。熱中症に注意して水分補給も大切な日。

集合時間は14時。13時55分には戻ってほしいと先生から言われている。僕らのグル
ープは、最後の登り坂を急ぎ足で登り、なんとか14時ぴったりに集合地に着いた。

「また会いましょう」と終了の挨拶を終えて、皆さんを送り出し、我々は後片付け。
15時のケーブルで能勢妙見山を降り、能勢電の妙見口へと歩いた。

能勢電車の最寄り駅で降りて家路へと歩いていると、なんと能勢妙見山で先ほど別れた
先生や児童たちが、多田東小学校に戻る隊列で前から歩いてきたではないか。

「お疲れ様でした~♪」と、またまた先生たちや児童たちとすれ違いつつ挨拶できた。

16時に帰宅完了。
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