【芦生】芦生研究林の防鹿ネット内外の継続植生調査とネット下げ作業2017
  
2017年12月02(土) 京都大学・芦生研究林


今年の夏8月の調査に続いて、今日は「知ろう、守ろう、芦生の森」の枕谷の冬の植生
継続調査と降雪前の防鹿ネットを下げる作業をする日。
11月11日の笹の保全活動と実生更新の研究協力に来て以来3週間ぶりの芦生だ。

お湯をテルモスに入れてザックなどの準備。着ていく予定だった上着が見当たらない。

朝7時前に家を出て、直ぐ近くのセブンイレブンで昼食の買い物。まだ薄暗い。 
 
その店を出ようと車をバックさせたとたん「ガシャ」と音。ルームミラーにも映らない高さに
軽トラの荷台があった。ミラーにも映らない死角で、何が起こったのか理解出来ず、
車から降りて見て分かった。当方は左後ろのバンパー部分がへこみ、相手は左タイヤ上の
の泥よけが曲がり、荷台にバンパーこすり跡がついた。
事故の状態をお互いに確認して相手の方とともに事故処理。

予想外の事態発生で、スタートが遅くなった。須後での集合は10時。ぎりぎりか・・・。
   
   
   
   
かやぶきの里で5分だけ休憩。気温は先週より3℃高く4℃だった。

9:45
須後に到着。「いつもは早い到着なのに、今日は遅かったですね」と研究林のKさん。
「出るときに、接触事故があって・・・」と説明。

南丹広域振興局森づくり推進室のお二人にご挨拶。
吹田のFさんが到着。Fさんは森林インストラクター大阪会のメンバーでもある女性。
今日はわれわれ3人との計5人で作業をする。

ボランティアを地蔵峠まで乗せる車を研究林の技術班長のKさんが運転して下さる。
地蔵峠に車を置いて、調査道具とネットをくくりつける紐などを持って枕谷調査区へ。
地蔵峠で合流するはずのFさんがまだいない。
「Fさんなら、この車を見たらご自身で調査地に来られるだろう」と僕とKさん。
先月の11日とは違い、今日は良い天気で寒くない。先日の降雪が少し残っている。
調査地に行くまでの斜面も、10月の2つの台風の影響で、倒木がすごく多かった。 
   
   
   
   
冬の調査は夏に比べてとても楽だ。夏に繁茂していた草本類が枯れたりしおれている。
しかし、去年同様にその背の高いオオバアサガラやアシウアザミ、ウバユリなどが立ち
枯れのままジャングルのようになっている部分もある。

まずはみんなでネットを下げてできるだけ丸めてくくりつける。
「遅れまして済みません」とFさんの登場。FさんとKさんは奧の2地区へ。
そして、ブナの残存数の記録。僕は吹田のFさんとNさんと3人で1地区の調査をした。

続いて奥の調査区のネットを下げて、同じく調査。こちらはブナの残存数が多い。
「昼を少し過ぎる頃には終わってしまいそうですね」と僕。「そうですね」とFさん。
冬は他の草本類の種類や被覆度の調査も無いので、作業進行は早い。

11:30
風も無く暑いくらいの日差し。日当たりのあるポカポカ陽気のところでランチタイム。
カップ麺とおにぎりを食べた。食後はもう残る作業はほんの少しだけ。
 
予定より1時間早い13時半前に解散。Fさんは明日も別の調査をされるとのこと。
「ではまた来春の調査で会いましょう」と南丹市の方や研究林のKさんにご挨拶。

河鹿荘にも寄らず、休憩無しに急いで車を走らせ、いつもの車店に修理を依頼してから、
2駅の距離を歩いて16時前に帰宅。

朝に接触事故した運転者宅を地図で探しつつ、自転車で10分ほど走り訪問。
とても良い方で円満解決に至った。本当にありがたいことだ。保険会社にも報告。

来週末は昨年同様に、沖縄の美ら島エアーフェスタに行くので車は使わない。
沖縄から帰宅日には車の修理も終わっているという。

翌日の6日(日)は、川西里山クラブの能勢妙見山での整備作業日。
午前中は作業小屋の整理と掃除。昼はバーベーキューテラスで納会・懇親会。 
   
   
   
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