【播磨】もうすぐ春の妙見山(妙見富士)


【山 域】 多可町・妙見山
【日 時】 2015年2月28日(土)
【コース】 那珂ふれあい館-東山登山口-3合目峠-城山364m
      -妙見山692.6m-牧野登山口-牧野大池-那珂ふれあい館
【メンバー】MICKEY・矢問
夕方までは曇り時々晴れで天気も持ちそうという予報。明日は雨。
あまり青空がない日に雪山に行ってもおもしろくない。湯に浸かって疲れを取りたい。

昨日の朝刊にチラシと共に入っていた「暮らしの新聞」に薬草薬樹公園「丹波の湯」の
入浴割引券がついていた。「多可町の妙見山に行って湯に入ろう」と朝6時に家を出る
山の上で手軽に食べようと、途中のコンビニでチゲ鍋とチャンポン麺を買った。
   
   
7:45
気温は1℃。細かいみぞれ雪がチラチラ降っていたが、すぐにやんだ。
那珂ふれあい館の駐車場に車を置かせて貰い出発。
多可高校のすぐ横には沢山の古墳。東(ひ むかし)山古墳群、大化の改新、律令の制定が
行われた時代の7世紀に築かれたものとのことで、当時のこの地の豪族の力がうかがえる。
現在残っている古墳は16基で、今朝も修復工事がされていた。

林道のシシよけゲートを開け閉めして進む。

8:00
東山登山口。杖も数本置いてある。「帰りは右から林道を歩きここへ戻ってくる」と僕。
苗木に鹿の食害防止にネット。コシダやすごく大きく育ったウラジロが多い。
イノシシの掘り返しがすごく沢山ある。

8:15
3合目。ベンチがある。「あっ、リスだ」と僕。モミの木の枝を横に下にと動いている。
「私はリスを観察していたいから、城山に1人で行ってくると良いよ」とMICKEY。
   
   
僕は左手の城山へ。急な斜面に細い丸太土留めで階段状になっている所もある。
城山の山頂からは出発地点の那珂ふれあい館の駐車場や多可高校や古墳も見える。
山頂周囲のヒノキの間伐か松枯れ松の伐採なのか、多くの玉積みがある。

3合目に戻ると「リス、すごくかわいかった。あっちにもいるよ」とMICKEY。
この山でホンドリスがこんなに近くで見られるとは思わなかった。
   
   
   
   
9:20
619mの展望所。アカマツの松ぼっくりのエビの尻尾が沢山ある。
「これ、リスの食べ跡よね」とMICKEY。「本当に沢山あるな」と僕。
ここからは一旦急降下してまた登る。
   
   
9:40
石垣がある。「ここに妙見宮か、なにか建物でもあったのだろうか。」集落が下に見える。
少し進むと屋根がない「火の用心・西脇消防署中町分署」と書かれた丸太小屋。
   
   
9:45
妙見山 山頂。今まで風が無かったが、流石に山頂は北からの冷たい風。
雪をかぶった千ヶ峰や笠形山が見える。「少し先の日溜まりの所で食事にしよう」
「登山記帳・応急薬品ボックス」があるがノートの余白が無くてもう書けない。

雪がとけ落ち葉も乾いていて、ウリハダカエデの赤い冬芽の沢山ある日溜まりで、今朝
コンビニで買ったチゲ鍋とチャンポン麺を作った。
SOTOのガソリンストーブは火力も調整できるので作りやすい。
「あったまるねぇ。でも、いつもの自分たちで用意した鍋の方が具だくさんで美味しいね」
 
無線機FT1DでAPRS発信。舞鶴のさらに北部、JN3PHH局まで飛んだようだ。
知人局がCQを出しているが、メインを不法局の外国語が使っているし、
他の周波数もコールサインを言わないトラックの交信が多くて使いづらい。

10:45
1時間のんびりして下山開始。
JN3IRC丹波のたぬきさんと無線がつながった(11:00am)。しばらくQSO。
苔も春が来たかのように淡い緑の新しい芽が出てい美しい。
   
   
   
   
「痛い!モミかしら」「これはカヤの木だな」右側の斜面は素晴らしく苔むしている。
そこを過ぎると「椿の林」いまは花は無かった。植林帯の斜面は間伐されて土が流れてい
かないように綺麗に土留め工事がされていた。そこを過ぎるとシシよけネット。
   
   
   
11:45
林道に出た。牧野側の登山口だ。せっかくだからそのまま林道を下るのではなく、牧野大
池のキャンプ場の方も見に行くことにした。

「こりゃ、ひどいな・・・」赤松林を通って行くのだが、松枯れがひどく進行している。
マツノマダラカミキリとマツノザイセンチュウが一緒になると、材線虫病を広げてどんど
んマツを枯らしてしまう。マツの体の中でマツノザイセンチュウが増えると仮道管がつま
ってしまい、葉は急に水不足になり枯れてしまう。「伐採して、くん蒸しないと広がる。」

12:00
牧野大池。キャンプ場も今は静かなものだ。じわじわと林道を登り戻っていく。
こちら側の赤松はだいぶ伐採されて被害拡大を阻止しているようだが、相当な被害だ。

通称名「上山」というところまでは林道はゆるい登りが続く。
鹿の警戒音がすぐそばで聞こえた。3頭の大きな鹿がすぐ上の斜面を走っていった。
   
   
ヒノキの良い香りが漂ってきた。ヒノキの間伐をされている。3人がお昼休み中の様子。
2人の男性が「冷えるだろう。火に当たっていかないか」と声をかけて下さる。
「歩き続けているので暑いのです。ありがとうございます」とお礼を述べた。
「木を積んで道を塞いでいるので気をつけて」と言われた。その先にフォワーダがあった。
「あ~、本当にヒノキの良い香り。ラベンダーより好きだわ」とMICKEY。

12:35
朝の東山登山口。そしてゴルフをしている人達を左に見ながら10分で駐車地点に到着。
朝とは違い沢山の車がある。今日も静かな山歩きが出来た。

 歩数計の表示は、消費カロリー3,080kcal、燃焼脂肪 58.4g 、15,087歩 、11.9km
 
ここから5キロほどの「丹波市立薬草薬樹公園のリフレッシュ館丹波の湯」へ向かった。
25日まではボイラー工事で休業していたが今日はやっているし、割引券で400円になる。
丹波の湯に向かう途中、モービル無線にJN3DQK父たぬきさんからコール。しばしQSO。

ゆっくりと薬草薬樹の湯につかって疲れを取り、土産を買って地道で帰ることにした。
丹波恐竜の化石発見地では竜の像を造る工事をされていた。
篠山では明日の篠山マラソンルートを車で走り、16時過ぎに帰宅完了
 本日のルート
 
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