【箕面】「箕面ふれあいの森」現地踏査 ~ その1


■日時:2015年5月16日(土) 9:50~14:45
■場所:箕面国有林 勝尾寺園地(箕面市)
■天候:曇時々雨
■実施:FIOから14名
  今年度より近畿中国森林管理局と大阪森林インストラクター会がエリア協定を結んだ、
「箕面ふれあいの森」での第1回目の現地調査を実施するというので参加した。
去年の12月に「きこり体験(間伐)」をしたエリアである。

家からは車で40分ほどだが、10分ほど箕面の大滝の横でサル軍団に道を阻まれた。

昼までは雨が降る予報だったが、ありがたいことに現地に着くと雨はあがった。
霧雨のようなものがたまに降ったが、全く気にもならない曇り同様の程度だったので
暑さには弱い僕にはありがたい涼しい気温となった。
   
   
   
  まずはTさんから森林管理局が使う地図上の特殊な地図記号の説明を受けた。
昨年12月7日(日)の「間伐体験」の際も伺ったのだが、忘れていることもあったので
よい復習になった。普段登山での地形図で使わないいろいろな専門的な記号がある。

今日は協定エリア内のフィールドマップを作るため、今年は4度ほど訪れる予定で、今回
は2ルートのみをみんなでざっと確認する。

午前中はNさんが西のエリアを案内してくださった。
午後はTさんが東のエリアのスギやヒノキの違いなどを含めて案内してくださった。

歩きながらも、「Mさん、縞柄の服をよく見るね」「横縞な人とでもいうのかい!」
「Tさんは、黒ぽっい服が多いような」「腹黒いとでもいうのかい!」
「ジャケツイバラのジャケツは蛇とおしりのケツかいな」「蛇と結ぶと茨と書く!」
「ヒトクチダケにもケツがあるよ。ほら穴が!」「そりゃケツと違うやろ!」と、それぞ
れが掛け合い漫才を言いながら笑い声とともに愉快に歩いた。
   
   
   
  イヌザクラの花は終盤で、タラヨウ、イヌガシ、シラキ、クマノミズキ、クロモジ、
ムラサキシキブ、ヤブムラサキ、多くのツツジ科の植物と同様に酸性土壌を好むスノキ、
シャシャンボ、花が終わったシキミ、ヒサカキ、展望所横の黄色い花が盛りのジャケツイ
バラ(Tさんが大きなまめを開くと種子は小さかった)、サルトリイバラ、テ-ダマツ(リキダ
マツやダイオウショウと同様に日本では見られない三針葉マツの一種。針葉は3枚が
束生)とそのとげとげの大きなマツボックリ、倒木に付いているヒトクチダケなどを観察。
   
   
   
花の時期はわかりやすいが、葉だけの時期、実が付いている時期、葉も落としている時期
は樹木名の札がついているとわかりやすく説明もしやすいのでは、と提案するとTさんは
「それもありですね」と今後の検討項目になった。

比較同定する木もうまく並んで生えているところもあるので、僕のようにまだまだ樹木名や
季節ごとの樹木の姿に弱い者には勉強の助けになると思う。

植林帯でもあるが、スギ1つにしても植えた時期でスギの種類が違い、枝ぶりや樹皮の
感じが違う。また、リスも多いそうで、僕も素早く木の幹を登っていくリスを見かけた。
   
   
   
   
また、昭和43年の明治100年に「郷土の森」として都道府県の木が植えてあるエリア
もあり、スギやヒノキばかりではない。(ほぼ手が入っておらず荒れ気味になっている)
「大阪府の木は」「兵庫県の木は」など、知らない人も案外多い。茶の木も点在している。
愛知県のハナノキもあった。

また、元気なヒヨドリの声、センダイムシクイ、ヤブサメの声も聞こえた。
   
   
Nさん曰く、数日前には、地中に発生する菌類ツチダンゴ類に寄生するタンポダケ(冬虫
夏草)も見られたらしい。寄生する対象が昆虫などではなくきのこなのに、なぜ「冬虫夏草」
なのか僕にはよくわからないが、広義では冬虫夏草というキノコだ。

また、ヒメボタルも大変多いらしく、ナイトツアーも企画されている時期があるとのこと。
防火水にはシュレーゲルの卵があった。広場の縁のニセアカシアの花が盛りだった。
とげとげのピラカンサもある。
   
スギやヒノキの多いエリアでの林業体験のみならず、このエリア内での自然観察や、クラ
フト等々、このエリアをFIOとして最大限活用できるように、今年からいろいろ意見交
換をしながら、楽しめる企画等を考えていくということであった。
「木をみて森を見ず」的な企画や活動ではもったいないエリアだ。次回は8月に実施する。
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