【室生山地】後古光山から古光山(952.7m)


【行き先】 室生山地:後古光山から古光山(952.7m)
【日 時】 2005年2月6日(日)
【メンバー】矢問・MICKEY
【コース】 長尾牧場南−後古光山の北鞍部−後古光山(892m)
      −フカタワ−古光山(952.7m)−フカタワ−長尾牧場南
倶留尊山を登り終えて、雪と凍結の林道を慎重に進み長尾峠を越えて、長尾牧場の南方へ
と車を進めた。1/25000にはフカタワへのほぼ真西に進む波線があるが、そんな登り口ら
しき所は探しても無かった。
これは完全に廃道になってるなぁ この谷筋を次は右へ登ろう
10:40
緯度と経度で「ここ」と一致したところは斜めに登っていく道がある。
登ると広場状で廃車が1台。うっすらと笹がへこんで廃道のような感じの所を進んでいく。
鹿の足跡が続くが、倒木と笹で進みづらい。
「何年もだれも通っていない感じ」とMICKEY。「何とかなるさ」と僕。
GPSでは地形図の波線上を進んでいるが少しずれはじめる。左手が崖になりその通りに
は進めない。「う〜ん・・・台風とかで土砂崩れかな・・・」途中で全く踏み跡すら無くなって
傾斜もとてもきつくなる。鹿の足跡にしたがって急登したり急斜面を木をつかんで
トラバースしたり。雪で滑りやすく弁慶の泣き所を思いっきり打った(;_;)。イテテテ〜
鹿の足跡に従って、谷筋に逃げて谷筋を登ることにした。これまた急で岩がゴロゴロだが、
なんとか進める。雪がやや深い。二俣になる。地形図とコンパスをにらめっこ。
「右へ行こう。後古光山のすぐ北の鞍部に出るから、後古光山も通過していける」
MICKEYがどんどん先に登っていく。傾斜が半端じゃないが、杉の木をつかんでガンガ
ン登っていく。「ターボエンジンでも積んでるのか〜」待ってくれない(^^;)
尾根に出た。後古光山の北の鞍部だ 後古光山 山頂
11:20
稜線に出た。ねらい通りの後古光山のすぐ北の鞍部だ。「完璧すぎるなぁ(^^)」。
5分も稜線道を登れば後古光山の山頂に出た。「おお、あれが古光山だな」正面に見える。
ここからはロープを持ったり木の根をつかんだりの急下降。地図にも危険マーク。
雪の頃ならなおさらだ(^^;)
後古光山から古光山を見る ロープと木の根の斜面下り
11:45
ロープと木の根をつかんでの下りが終わり、自然林の所を過ぎると鞍部「フカタワ」。
ここから古光山への登りも地図には危険マーク。雪が凍っていて登れない。
アイゼンをつける。岩あり、木の根つかみありの登りが続く。
岩と木の根をつかんで登る
後古光山からの下りのときのロープは太かったが、ここのロープは細い虎ロープが多く、
しかもささくれ立っていて、いつ切れてもおかしくないようなしろもの(^^;)
出来るだけ木の根や岩をしっかりつかみ登る。雪があってなかなかつかみづらい。
岩場を過ぎると雪の斜面を登るのみ。あと200mほどだ。
古光山 山頂 古光山から倶留尊山を見る
12:20
古光山 山頂。高度ではここから南に少し行ったピークの方が7.3m高い。
今朝登った倶留尊山が綺麗に見える。
これを正面に見ながら、うどんを作って昼食タイムとした。あたたかい物はありがたい。
反対側には雪を被った国見山や住塚山が見える。
フカタワへの急下降は慎重に 曽爾高原温泉「お亀の湯」
13:00
下山開始。慎重に、根をつかみロープをつかみ岩をつかみ、急斜面を下る。
フカタワからは東へと下る。しっかりした道だが、これは1/25000の波線上とは違う進み
方だと感じる。南下そしてやや東よりという感じになる。
「山と高原地図」の波線の道に近いように思える。しっかりした踏み跡で進みやすい。
フカタワからたった5分ほど下ったらアスファルト道の終点に飛び出た。
こりゃ、はじめてきたらわからない。アスファルト道の方(右)へは行かず、車のある方に
近い土の道(左)を下る事にした。

13:25
アスファルト道に出た。登り口の目印などは無い。ここからは10分ほど歩けば車の所だ。
車でもと来た長尾峠を越えて、来た道沿いにある年末23日にオープンした、曽爾高原温
「お亀の湯」で汗を流して帰ることにした。平日500円だが土日祝は700円と高め。
出来立てで木の香りが素晴らしく、湯船から兜岳や鎧岳を眺められるのはうれしい。
本日の後古光山(892m)から古光山(952.7m)のルート
この1つ前の記録は「室生山地:倶留尊山」の記録です