【猪名川町】内馬場三山環縦走バリエーションハイキング


【行き先】 猪名川町・内馬場三山環縦走バリエーションハイキング
      岩ケ谷山(272m)経堂ノ空(427m)雨森山(383.7m)
【日 時】 2003年4月26日(土)
【コース】 内馬場==岩ヶ谷山==(尾根伝いに)==大部峠==民田
      ==若シ谷==経堂ノ空(昼食)==ムネガ窯==ドウセツ谷
      ==廃坑の谷==雨森山==ムネガ窯==(広谷林道)==内馬場
【メンバー】妻恋地蔵さんとその著書の読者8名
【参 照】 妻恋地蔵さんの著書『低山趣味U』のp9〜p10と略図
妻恋地蔵さんの『低山趣味U』の読者サービスとして、猪名川町内の超低山ハイ
キングを企画された。きつい藪こぎなし。整備されたハイキング道ではないが、
歩きやすい雑木林のコースとのことで近場の8名が集まった。

朝、9時半に日生中央に集合。今日は「つるやゴルフトーナメント」もあり混雑している。
みんなで自己紹介。妻恋地蔵さんとsagamiさんとは何度か山にご一緒しているので知っ
ているがあとの方は初めて。とても明るくて気さくなメンバーで良かった(^^)。
岩ケ谷山 ハナちゃんとご対面
9:35
駐車スペースから岩ケ谷山へアケビの多い坂を下るとハナちゃんと妻恋地蔵さん
の奥様が。ちょうどハナちゃんのお散歩タイムだったようだ。
いよいよ自然林の懐へ 小さな沢をひとまたぎ
良い道だなぁと思っているやいなや細い山道へ突入。ツツジも咲いている。
笹で隠れた炭焼き窯あとを過ぎると沢筋にでた。白い小さな花が一面に(今日
は最後までこの花が多く咲いていた)。 リョウブの木も多い。山桜もまだ咲いて
いた。
テン場に出来そうな廃坑跡 こんな採掘穴があちこちに
10:20
台地状のところ。ここは鉱山跡とのこと。周囲には採掘の穴があちこちに開いて
いた。
「静かで良いところですね」「尺八の練習に良さそうだ」「夜が怖そう」と感想
もいろいろ。すこし戻って尾根筋を目指し急登開始。
10:35
お年寄りの女性と出会う。(こんな急登でかつ登山道では無いところで出会った
ので山の持ち主の家族か親戚と思ったが、徘徊老人であったことが29日午後
に消防の広報車で妻恋地蔵さんは知られ、消防と警察の方々10人ほどを出会っ
たあたりに案内されたが、発見できず。25日から行方不明で探していたらしい。
我々も無事を祈っている。68歳、身長150cmくらい、茶色のズボン、青の上着)

炭焼き窯跡を過ぎる。半透明ゼラチン質のキノコで黄褐色〜赤褐色のタマキクラゲ
があちらこちらの木の枝や幹に付いている。
「あまり美味くないですけどね」と妻恋地蔵さん。太い幹の高木、ヤマモモの木
も所々にある。
本日一座目の岩ケ谷山 みなさ〜ん、こっち向いて〜
10:55
岩ケ谷山。展望はない。ここからは気持ちの良い雑木林の尾根道を北北東進。
椎茸栽培のクヌギの木を降ろすケーブルロープが東へ下りている。うぐいすの声
が多い。
「かつては見張りの城があったと思う」と妻恋地蔵さんがいうピークに11:38着。
大部峠へ飛び出した〜 お地蔵様 静かな自然歩道
11:45
ピークを下り、大部峠へ飛び出した。かつては馬の水場らしきものもある。
「自然歩道」の道標もあり良い道である。お地蔵様もある。
ここからは一旦、民田の集落を東北東進。木に咲いている花や山菜談義。
みなさん本当によくご存じだ。車道から水路を渡り若シ谷を南へ登る。
沢の左岸を上る。雨蛙が木の葉の上で休んでる。「可愛いね」の声。
さて右手の若シ谷に入りますよ 明るい沢筋の道 アケビの花の香りを楽しもう!
崩れやすい屑岩が多い斜面。暗い樹林帯から明るいところを過ぎると竹林。
それを過ぎると「壊れた小屋」跡。良い香りがたちこめてる。
大きなアケビの木に花が沢山咲いているのだ。
ここからは山肌をトラバース気味に登り高度を上げていく。
二座目の経堂ノ空・東峰 西峰での記念写真
12:47
経堂ノ空の東峰。展望あり。台地状の東峰は猪や鹿のヌタ場の様でよく耕されて
いる。昔は経堂があったのかな・・・。
昼食は西峰でとることにして移動。東峰も西峰も高さは同じ位なのに東に登れば
西が、西に登れば東が高く見える。さあ、昼食タイムだ(12:55)。

13:25
ここからは妻恋地蔵さんが山主さんの許可を貰って昨年末に開拓された道をムネ
ガ窯まで下り雨森山へ登り返す。
ムネガ窯・正面は雨森山 沢沿いを下る そろそろ沢登りの季節だなぁ(^^;)
13:40
ムネガ窯(別名:ミネノ窯)の林道に出た。正面に雨森山が見える。タラの大木
が何本もあるが、風向きにより近場のゴミ焼却場の排煙の影響でダイオキシンを
心配して、この辺りのタラの芽などは地元の人は採らない人も多く、それを知ら
ない人または気にしない人が採取しているらしい。注意注意。
少なくとも今日のメンバーは健康を気にするタイプぞろいだ(^^)。
ここの廃坑は深く長い感じ 廃坑の上に大木が(@_@);
ウワミズザクラも咲いている。沢沿いを下る。ドウセツ谷。ここにも廃坑があり、
午前中に見たものよりもずっと深い穴があちこちにある。
開けた三座目・雨森山 家が見えるかな??
14:20
今日三座目の雨森山。妻恋地蔵さん曰く、山主さんが町に寄付されて公園予定に
なったとのことで、山頂周辺が伐採されており東から南側の展望がきく。今日の
メンバーの家を探したり、山の同定をしたりしてゆっくりするには最高の場所だ。
さぁ、いよいよ下山だ しっかり残っている炭焼き窯跡
14:45
下山開始。「良いところに案内しましょう」と妻恋地蔵さん。猪のヌタ場と水場
からやや下ったところに天井の土もしっかり残っている炭焼き窯跡があった。
元のところへ再度登り返し下山路へ。ここからは山主さんへのご奉公と、妻恋
地蔵さんはせっせとあちこちに貼られている目印テープの回収をしながらの下山。
山ツバキの花が沢山落ちている。
これが「ムネガ窯」かな? さ〜て、また秋の野山で会いましょう
15:05
ムネガ窯(別名:ミネノ窯)の林道にもどり出た。竹林の中にこの地点の名前の
由来となった窯跡らしいものがある。ここからは林道歩きで沢の音を聞きながら、
木に咲く花を見ては名前はなにだろうと、あちこちきょろきょろしながら楽しく歩き、
16:00解散。

秋の紅葉の頃の企画での再会を楽しみに、別れた。自然林の静かな山だった。
近場でもなかなか楽しめるコースだった。妻恋地蔵さんに感謝!!m(..)m(^^)。
本日歩いたルート図・妻恋地蔵さん提供

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