【若狭】庄部谷山/スノー衆オフ2011・パート2


【行き先】  福井県・庄部谷山(856.1m)
【山行日】  2011年2月19日(土) 日帰り 快晴
【メンバー】 山日和、柳川洞吹、ひい、佐野、グー、バーチャリ
        biwaco、宮指路、たんぽぽ、ふ〜さん、わりばし、矢問
【コース】  新庄−Ca351m−Ca804m−庄部谷山 856.1m
        −西尾根−Ca139.3m−新庄
リフォーム期間の半月ほどの連続寝不足での1月のスノーシュー登山では「こんな矢問
さんは見たことがない」と山日和さんに言われたように、自分でも経験がないほど体調が
悪くなりトラウマ状態。今回の「2011スノー衆オフ・パート2」もその後登山には行けて
ないためにまだ自信が持てないままに、朝5時集合の山日和さんの会社へと向かう。
山日和号に洞吹さん、ひいちゃんが乗り、矢問号に佐野さんが乗り敦賀に向けて出発。

敦賀ICを降りて27号線を西進し、集合場所(7:30集合)のコンビニへと向かう。
やぶこぎネットの仲間のうち、今回のオフには大阪4人、兵庫1人、岐阜1人、三重3人、
滋賀1人、愛知2人の6府県から12名の「スノー衆(スノーシュー)」が集まった。
「おはようございます!佐野さんをご存じない方もいるので紹介しま〜す」と山日和さん。
車デポ地へグーさんの迷エスコートのあと、4台の車にまとまり分乗し、登山開始地点へ。
今日は快晴で無風。気温は1℃。着替え準備も楽だし、気分は最高だし、寒くない。
「今日は時計の逆回りで行くよ」 導水路の鉄橋が見えた
8:10
佐野さんがスーッと北側へ行く「今日は時計の反対回りですから逆です」と山日和さん。
最初少しの間のみ植林帯。導水路の鉄橋が見えて導水路沿いに右へと回り込んでいく。
渡渉してスノーシュー装着 「締まっていてラッセル不要だ」
「朝から徒渉はないよね・・・」とバーチャリさん。「あるよ。ほら」と水量の少ない谷間を
徒渉し、そこでスノーシューを装着。数日前の雨と雪が今朝はしっかり締まっていてまる
で3月の雪山のような感じで、急な斜面に取り付いても全くラッセルなしで楽ちんだ

「矢問さん、体調はどんな感じ?」と先頭を行く山日和さんに「寝不足はここ1週間で解消
したし、無いのは落ちた筋肉だけ。気分も良いし、今日は前回と全く違って大丈夫」と、
2番手をガシガシとスノーシューのクランボンを効かせて登る。植林は無く自然林の世界。

「矢問さ〜ん、いつ頃バテるの〜。休憩はまだかな〜?」と下からグーさんの声。
「今日は全然バテないよ〜。次の鉄塔あたりで休憩かもね〜」と僕。
下山する方面の尾根筋 ドンドン登れ〜
9:05
鉄塔を越えたところで小休止。振り向くと雲谷山がデンと構えている。
日本海もよく見える。青い空に映えて、白い雪をかぶった山や海が綺麗だ。
自然林の山はやはり気持ちよい もうすぐ傾斜も緩くなる
ここからも快調に登っていく。ぽつりぽつりとブナが出始めた。良い感じだ。
「まだ休憩しないの〜」とグーさんの声が後ろから聞こえた。
「もう少し頑張って。もうそこだから」と山日和さん。
「矢問さん、山日和さんのもうそこだから、は山日和辞書ではどういう意味?」とすかさ
ずグーさんから質問。「え〜っと、この先に急斜面があるからそれを登ったらゆるい尾根
になるのでそれまで気を抜かないで、という意味」と回答。「そうか・・・」とグーさん。
雲谷山をバックに「はいポーズ」ふ〜さん ブナがどんどん出てくるよ〜
10:00
急斜面を右から回り込むように登るとテントを張っても気持ちよさそうな場所に出た。
右そばには沢筋があるが、今の時期は水は流れていない。ここで小休止。
山日和さんと洞吹さんがすぐひと登りの展望場所へ行き「みんなも行った方がいいよ!
価値がある展望」とのこと。
グーさんも行ってから、「矢問さん以外は行った方がいいよ」と。「なんでや〜。行くさ!」と
僕も行く。先ほどの鉄塔からの展望以上に素晴らしい。ふ〜さんと写真の撮りっこをした。
「腰かけブナ?」佐野さん 「ええブナや〜」山日和さん
ここからは広い気持ちの良いブナ林の尾根。それぞれ好きなルート取りをして歩く。
雪は締まっているので実に楽だし、青空と雪のコントラストとブナのバランスが実に良い。
あっちへふらふらこっちへふらふらと、みんな大きなブナに吸い寄せられつつ登っていく。
下山予定の尾根を左に見つつ、右の山頂へとルートを取る。
「山頂に着いたぞー」 「白山もしっかり見えるね」
11:20
庄部谷山 山頂。ブナに囲まれたこの山頂もいまは葉を落としているので枝間から展望が
楽しめる。遠く白山の純白の白さが青空とマッチして美しい。
山日和さんからの山の同定説明をみんなで聞いた後、集合写真を撮った。
スノー衆・12人衆/たんぽぽさん撮影 風もないし気持ちよいランチタイム
「よ〜し、ランチにしましょう。今日は晴天で無風だし、たっぷり時間も取れますよ」と
山日和さんの号令で雪スコ持参者が数本出してランチテーブルの準備にかかる。
「前回はとっちゃんにやってもらったくらい絶不調だったなぁ・・・」今日は体調も良い。
雪を掘ってのテーブル作りもホイホイできる体調に戻ったことは実に嬉しい。
VX-8にて12:19 APRS発信/Google地図に即座に出る
無線機VX-8を出してAPRSを発信。画面にコールサインが出たので成功。
これで家にいる相棒にも、無事登頂の時刻とメッセージはGoogle地図に出ている。
このエリアはD-STARのレピータも無いし、430MHz FMも実に無線的には静かな地域だ。

バーチャリさん、グーさん、ひいちゃん、わりばしさん、biwacoさんからいろんな食べ物が
回ってきてお腹も一杯になった。みなさん、ありがとう!!

「あ〜、気持ちか良い。やっぱりこれがホントの山日和というべき日ですよね〜」と僕。
「いつもこんな日を狙っているんだけどねぇ・・ハハハ」と山日和さん。
12:55
下山開始。「こんなに締まっている雪だから、スノーシューは要らないよ」と、たんぽぽ
さんはスノーシューを外した。前回の失敗もあり、山日和さんとバーチャリさんは履いた
まま進行。下り始めたらズボスボ沈むたんぽぽさん。横目で笑う山日和さん。
「もうたまんねぇ〜!」とたんぽぽさんもスノーシューを履いた。
下山尾根までは尾根筋を行かずに斜面をトラバース気味に進行する。
「なんでトラバースするのかなぁ〜。尾根の方が楽なのに・・」とバーチャリさん。
「こっちの方がおもしろい〜」と山日和さんはドンドンとトラバースで進んでいく。
佐野さんは「下りのルートは山スキーに良さそうだなぁ」と偵察の目で回り込む。
下りの尾根も気持ちがよい ウルトラマンに変身の山日和さん
13:20
尾根に乗った。山日和さんは大ブナに吸い寄せられて右斜面へ。
僕や佐野さんはそのまま尾根筋を下る。だんだんと急になってきた。
「尻セードに良い感じの斜面」ということで小休止。
銀マットをお腹に敷いて頭からウルトラマンスタイルで滑って遊ぶ山日和さん他数名。
「尻セードは任しとけ〜」洞吹さん 「ウマイだろ〜」グーさん
さらに進むとまた斜度のあるところ。スノーシューがスキーのように滑っていく。
「おおっ、いいぞいいぞ〜」と調子に乗って斜面を滑っていると「ズボッ」と雪が
ゆるんでやや柔らかいところで、先がつんのめって顔面着地となった。
みんなに大笑いされた。そのあとも尻セードを楽しむ者達が次々と滑ってくる。
さらに斜度がきつくなり尾根も細くなる。右下に見える嶺南変電所と周辺の田畑がくっき
りと雪の形でわかるのはおもしろい。進む急斜面の先には植林帯が見えてきた。
朝の導水橋に出た
14:50
植林帯に入ると、雪は腐ってグジュグジュ。ここでみんなスノーシューを外して進む。
左手に進路を変えて導水路に出た。ここは浅いどろんこ状態に雪が溶けている。
導水路に沿って左へと進むと、今朝登った導水路の鉄橋のところに出た。
そこを下って植林帯を抜けるとまた残雪がしっかりあったので、先ほど汚れた靴がまた
綺麗になった。

15:05
下山完了。山日和さんにしては超早い下山時間。「もう一座いけそうな」と、たんぽぽさん。
「山日和さん、今日は天気にも雪質にも恵まれて助かった。ありがとう」と握手。

4台で車のデポ地に戻り、美浜町役場横の400円で入れる湯へ行ったものの、4時まで
なのでニューサンピア敦賀の温泉へと移動し汗を流した。
さらに、9名は「サガミ」で夕食をとりつつ歓談し解散。それぞれ帰路へとついた。

今日はドキドキで参加したが、良い天気と雪質と仲間と、寝不足解消が味方してくれて、
楽しいスノーシューハイクが出来た。前回のトラウマから何とか脱出できた!!。
今日のリーダーである山日和さん、そして皆さん、ありがとう!

山日和さんや洞吹さん、ひいちゃん、佐野さんと別れての帰路でD-STARのロールコールが
入感したので久々に名古屋7L1FFNさんと交信しつつ走行。その声を聞いてJN3KKMさんが
東大阪から声をかけて下さり「車のAPRS軌跡がうまく出ていないよ〜」と、教えて下さった。
(APRS周波数が昨年秋から全国統一が進み、1200bpsの場合144.64MHzから144.66MHz
 に変更された。山頂でうまくいったのはまだ古い周波数を受けてくれる局があったため)
本日のルート
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