【大峰】かりがね橋から大天井ヶ岳


【山 域】 大峰 かりがね橋から大天井ヶ岳
【日 時】 2008年10月4日(土)
【メンバー】矢問単独
【コース】 洞川・かりがね橋下−大原山1049m−岩屋峰1334m
      −大天井ヶ岳1438.7m−小天井岳1170m−高山1169.3m
      −県道48号−かりがね橋下・駐車スペース
明日の天気予報は「秋晴れ」らしい。家を23時過ぎに出て、阪神高速−南名阪利用で
道の駅「黒滝」に深夜1時過ぎに着いた。ここの道の駅は良く仮眠利用するが、仕込みの
おばちゃん達が朝5時には来る道の駅だ。X-TRAILの後部で快適に寝る。
 5時に起きてゆっくり着替えて、朝食の弁当を食べる。おばちゃん達も仕込みに来た。
さて、今日のコースの起点へと移動しよう。
洞川ではいつも駐車地点に困るが、今日はかりがね橋の下の観光駐車場を利用する。
観光駐車場(無料)から 上に「かりがね橋」 川を渡って登山道へ
6:20
50m上には120m長の吊り橋「かりがね橋」。その下の観光駐車場(無料)から橋を渡り出発。
120m長の「かりがね橋」 自然研究路 展望所
案内板通り、5分登るとかりがね橋に着く。大原山・自然研究路を登っていくと展望所が
ある。その先で登山路は二俣になる。山頂へ向かうので左を選択。
大原山への登山道 大原山1049m
6:45
大原山 1049m。ここにも展望台がある。トイレもある。
登りで熱くなったので展望台で上着を脱いでTシャツになり、帽子も脱ぎバンダナにした。
対面の山の稜線の下に岩肌と白い建物が見える。何の建物だろうか?

大原山から50m位は踏み跡も消えているが、それを過ぎるとまた明確になる。
岩谷峰手前の稜線に出たときに太陽が照りだした。南から来ている道もある。
コウモリノ窟あたりからの道だろうか。
岩屋峰 1334m 立派なブナも点在する
7:40
岩屋峰、地形図のP1334m。展望も無いピーク。踏み跡の真ん中に白い花が咲いている。
しばらく進むと左手(西)に少し展望がきく、またしばらく歩くと右に展望が少しある。
杉に釘打ちされた道標 自然林も美しい
杉の木に「大天井ヶ岳・岩屋峰」の道標が杉の木にステンレス釘3本で打ち付けてある。
かわいそうな杉の木・・・。しばらく行くとまた同じ道標が杉の木に同じように釘3本で
直打ちされている。道標は綺麗なのだが、自然を大切にしているとは思えない。
杉は生きているのに・・・。商品価値としてもこの杉は釘の穴3つで無くなるだろうに。
山頂近くになり右手にはブナ林が広がっている。
大天井ヶ岳 1438.7m モノレール軌道沿い
8:25
大天井ヶ岳。1438.7m。2時間ほどで着いてしまった。北側だけが展望あり。
山頂のモミジの紅葉にはまだ早すぎる。しばし休憩。歩数計はここまで7700歩。

無線機を出すと・・・ID-92を忘れてきた! D-STARでCQを出すことができない。
早すぎるが、VX−5でIXWさんをコール。反応なし。早すぎるし当然か(^^;)
しばらくワッチしていたが、土曜日なので、多くの違法局が交信している。
雷で朽ちたのか? ここにも立派なブナ
ここから逆時計回りで尾根を歩く。山仕事のモノレール軌道沿いにしばらく下る。
右手の自然林には大きなブナが点在している。
左・植林 右・ブナ林 四寸岩山(守屋岳)方面
「おおっ、素晴らしい展望!」伐採地があり、北側から東側に展望がきくところがしばらく続く。
大天井ヶ岳から北の四寸岩山(守屋岳)や薊岳へ続く稜線が綺麗に見える。視線を右手に
移すとスゴイでこぼこの稜線を持つ山も見える。大天井ヶ岳の南東の小天井岳から北北東
にある大所山へと伸びる稜線だろうか。対面の山肌には険しい岩肌も見える。
しばらく展望を楽しんだらまた明るい植林帯へと入っていく。
明るい杉林を進む 小天井岳 1170m
9:30
小天井岳。地形図のP1170mだ。ここは大天井ヶ岳の北西部で、西小天井岳と呼称する人もいる。
(大天井ヶ岳の南東の五番関近くにもにも小天井岳があり、そこは東小天井岳とも呼ばれている)
植林帯で展望はない。たき火の跡がある。ここの南側にある洞川スキー場上部あたりから
チェーンソ−の音が聞こえる。間伐しているのだろうか。しばしの休憩をする。

無線機からは兵庫の段ヶ峰からや大阪の平野区からの交信が綺麗に聞こえる。
IXWさんをコールしたが、まだ早いか(^^;)

地形図にあるP1147m手前の1160mピークで六甲山系の菊水山からと宝塚からのコール
が聞こえはじめた。金剛山系の湧出岳からCQを出されているJH3JFFさんに応答しQSO。
高山 1169.3m
10:55
高山。1169.3m。この「高山」の山頂札も先ほどの小天井岳の山頂札も「ショウタン」という
方が06年7月に取り付けたようだ。
点名は「赤滝」と言うらしい。点名の札も別の方が付いている。
少し早いが昼食タイム。広島のアマノフーズから10種類のフリーズドライの汁物のうち、
今日は豚汁を作り、おにぎり等と食べる。肌寒いので上着を着た。

無線機をワッチしていると高松のLWZさんのコールが聞こえた。コーヒーのお湯を湧かして
いて少しタイミングを逃しコールを数回したがうまく繋がらず、残念。

地形図を見て下山路を検討。もともとはこのまま村境尾根を西進して小南峠の隧道の所へ
下る予定だったが、もう目的のピークはすべて通ったし、混まない時間に洞川温泉へ行き
たい。ここから南の尾根を下って県道までショートカットしよう。途中の崖マークがやや
気になるが、少し西に回り込めば何とかなるだろう。

11:30
下山開始。南下する。しばらくは仕事道のような踏み跡もあったが、崖マークの西側尾根
あたりで消えた。自然林と境目の東側の植林帯の谷間をしばらく進んだが(あとで考える
とこのまま東へ下り地形図の高山谷の林道を南下した方が楽そう)登り返して崖マーク際
ギリギリを南下することに変更。下れそうな所を数カ所探したが、なかなかの崖か急斜面。
今日はロープを持参していない(忘れた)。50mほどの核心部を慎重に岩と植林の間を
下って行くと、あとはそれほど難しくない植林帯下り。県道が見えてきたが、新たな心配。
県道へ出る際にコンクリート壁があり段差になっていないか・・・。今日はロープ持参なし。

12:20
県道に出た。(県道に近づくとコンクリート壁の心配は無かったが、背丈より高い笹藪を
15mほどかき分けて下りつつ出なくてはならなかった。本日の薮こぎはここのみだった)

あとは県道をのんびりと下るのみ。
高山谷からの林道を右に見つつ「この道利用で下った方が良かったな」と反省。
洞川キャンプ場を過ぎ、陀羅尼助を作っている会社の前を通り、多くの人が汲みに来る
百名水「泉の森」を見つつ、12:35に駐車スペースに到着。歩数計は1万8千300歩。

洞川温泉(600円)も早い時間なので、まだ空いていて気持ちよかった。
道沿いの店で毎年買って帰る「柿」が、今年は家の近くで買うより高かったのでやめた。
各小学校では運動会がされていた。明日香付近では祭りの山車が出てにぎやかだった。
帰路も南名阪道と阪神高速利用で、渋滞なしの快走で帰宅できた。
本日のルート
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