【四国】愛媛県・石鎚山


【山 域】 愛媛県 石鎚山
【日 時】 2008年9月12日(金)
【メンバー】矢問単独
【コース】 下谷駅〜成就駅−石鎚神社成就社−八丁−キャンプサイト
      −石鎚神社・弥山1974m−天狗岳1982m ピストン
11日(木)の19時過ぎに家を出発。6年ぶりの石鎚山。無雪期は初めてだ。
山陽自動車道を通り、倉敷から瀬戸大橋を渡り坂出に入る。
倉敷でID-800モービルで倉敷RPTにD-STARでCQを出すも応答なし。
坂出に入る手前から高松RPTにアクセスするも反応がない。
このRPTは6月に来たときも反応がなかった・・。

登山口の下谷集落には23時過ぎに着いた。X-TRAIL車内で朝までゆっくり仮眠。
5時過ぎに起きて温泉街?周辺や河原を散歩。ロープウェイ乗り場横のトイレに行く。
「同級生のBAKUさんと2002年の年末の雪の頃に来て以来6年ぶりだな」と思いつつ、
無人駐車場400円のすぐ前には蜂の巣があって、ひっきりなしに飛んでくるので、おみ
やげ店奥の500円駐車場へ駐車した。お店のおばさんが集金に来た。
「ロープウェイは8時40分発です。夕方にはお湯はわくけどお昼に下山なら無理ね」と。
今日は平日なので1時間遅い発車時間。乗り場の奥の広場のベンチでゆっくりする。
6年前と変わりない景色 乗り場奥の広場
8時前に駅員さんが来た。雪の頃に来たことを話すと、駅員さんも雪の石鎚山が断然好き
だという。紅葉の頃の大混雑の事を伺うと、土日だけで平日は混んでいないらしい。

8:50
8時40分の始発には、登山やお参りの姿の10名のみ。7分で山頂成就駅。
標高は1300mで気温20℃。

さて、6年ぶりの石鎚山。雪のない頃はどんな風景か。ただ台風が近づいてきていて天気
が不安定。ここは晴天だが、山頂はガスで包まれているだろうな・・・。

9:05
石鎚神社成就社。お参りをして登山届けポストのノートに記入。
ここから八丁までは高低差100mを1kmほどの下り。
木階段登りが延々と・・・ 鎖場
八丁からは高低差700mの登りが始まる。二の鎖まで2.6km、そこから山頂まで
600mの登り。無雪期のつらいのは、雪の頃には隠れている土止めの木や木階段が
延々と続いていて、ずっと階段登りとなる為、自分の歩幅であるけず、呼吸も乱れやすい
登りとなる。気温が低いのだけが救いだ。木階段もやや違う位置に取り付けられたりして
更新されている。所々にリンドウが咲いている。立派なブナも多い。
「見覚えのある売店が見えた」 鎖場
9:50
鎖場を登り下ると、前社森の売店小屋。雪の時はこの鉄階段が氷の滑り台みたいに
なっていて、登りにくかったのを思い出す。成就から雪の頃の半分の時間で着いた。
気温は17℃。売店は閉まっている。いつ開いているのだろう。休憩した。
雪上テント泊した所 怖かった鉄橋も楽勝
夜明け峠から山頂を見ると、やはりガスがかかったり晴れたり。すっきりしない。
次の鎖場を登り進むと、6年前にBAKUさんとテント泊したところ。
キャンプサイトではあるが無雪期に見ると狭くて笹が密集している。
避難小屋を過ぎると二ノ鎖元小屋。ここも6年前と変わっていない。
ニノ鎖元小屋を過ぎると見覚えのある小屋。三ノ鎖の巻き道を進むときにアイゼンをつけた
地点だ。三ノ鎖を登るつもりでいたが、行をされている女性が「えい!や!」と声を出して
登られている。行の邪魔はすべきではないし、この巻き道の雪の頃に通過するのに怖かった
「宙ぶらりんの鉄橋」を無雪期はどんな姿なのかを見たくて巻き道を進んだ。
鉄橋が2列になっていたり手すりがあったり、山肌に近くなっていたり、雪の頃に見たよりも
ずっと安全になっていた。ただ、雪が積もるとやはり高度感はあると思う。
頂上山荘 石鎚神社 頂上社
10:55
石鎚山・弥山山頂1974m。三ノ鎖のところまで行って山頂の神社にお参りした。
山頂には人が8人ほど。山頂小屋に泊まっていたのだろう。
先の天狗岳はガスの中。ガスが晴れるのを願って軽い食事にしつつ、無線機をつける。
D-STAR松山のレピータにも届く。六甲西や生駒のレピータにも届いた。CQを出す。
いつもD-STARの事を教えてくださっているJJ3WPS/3局がモービル移動中に応答してく
ださった。デジタル(DV)はクリアーに聞こえる。
人が多くなってきたので交信は控えた。高知や高松のRPTには届かないようだ。

天狗岳1982mのガスが時々晴れる。鎖も雪の頃は氷の下でピッケルでも掘れなかったが、
いまは簡単につかめる。なかなかの高度感がある。
先ほどの行をされていた女性も弥山側から天狗岳に向かって来た。
段々とガスが晴れて展望がきき出した。西ノ冠岳はじめ周囲の山々が綺麗に見える。
天狗岳1982m 西ノ冠岳はじめ周囲の山々

12:10
下山開始。頂上山荘のご主人と話す。
「あの階段には参りました」「私らでもエスカレーターが欲しいくらい。今日は日帰り?
またいつか泊まりに来てくださいね」「ありがとうございます。ではまた」

「またまたあの階段状の下りか・・・・」階段嫌いの僕にはこの山の無雪期はつらい。
東の土小屋方向から来た方が楽しいかも。次回はそうしよう。

13:05
八丁。1時間ほどで高低差700mの下りが終わったが、足がミシンを踏んでいる。
「ハハハ、よほど階段で疲れたな。足が震えてる。700mのビルの階段を上り下りした
のと同じ感じかな・・・」しばらく休憩した。ここからは緩やかな登りが成就社まで続く。
70歳や80歳の人たちも長靴や地下足袋でお参りされる信仰の山。すごいことだ。

13:30
石鎚神社成就社。下山届けをする。朝と違って売店が開いていた。
ここからは楽で広い道を20分ほど下るだけ。14時のロープウェイに乗って下った。
14:20車に戻り、下山完了。天気予報をチェック。

天気予報が台風の影響で、めまぐるしく変わる。明日は三嶺の予定だったが、パスして
翌々日予定の徳島の剣山に行くことにした。国道194号から11号を東進したところに
あった「武丈の湯(500円)」で階段登り登山での疲れと汗を流し、徳島へ向かった。

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