【兵庫】ブナ新緑と展望抜群の赤谷山


【行き先】  鳥取県と兵庫県の県境/宍粟市・赤谷山(1216.4m)
【期 日】  2011年5月14日(土) 
【メンバー】 矢問 単独
【コース】  新戸倉トンネル横−赤谷山登山口−赤谷山−戸倉スキー場
昨日は職場の新人歓迎会でホテルのおいしいモノを22時近くまで食べすぎで、カロリー
オーバー。身についたものは燃やさないと!
雪がしっかり残っている扇ノ山に行こうか迷ったが、先月末に鹿島槍で落雷によって亡くなった
古い知人のこはるさんが、今年の2月に登っていた、今となっては雪ではなくブナの新緑で綺麗な
はずの兵庫県と鳥取県の県境の山、赤谷山1216.4mへ朝4時15分に家を出て行くことにした。

山崎ICの手前で中央分離帯に激突している車の事故があったがスムーズに走行できた。
高速を下りて29号線を北上。いつものコンビニで朝食を食べて昼の弁当を買う。
戸倉スキー場から西へと登って北の戸倉峠に下って、あとは自転車でシューッと戻るとい
うプランだったけど、しっかり歩くために逆コースにして自転車のデポはやめた。
青ザゼンソウ ブナが続く尾根
6:45
戸倉トンネルの横の広いスペースに駐車。
この奥の看板の所から今年2月の積雪期にこはるさん達が登っていたレポを記憶している。
もう雪がないので隧道沿いの登山道で登ることにした。
隧道までは舗装路でゲートも開いている。気温は7度、晴天で気持ちよい。

先日の大雨と雪解け水のせいか道沿いに勢いよく水が流れている。
隧道の横の沢沿いには青ザゼンソウが2つ静かに咲いていた。
赤いザゼンソウは但馬妙見山でも見るが、青いザゼンソウは初めて見る。
未舗装路をゆっくり登っていくと「登山口」の木柱。
宍粟50山の整備がされた際に立てられたものであろう。
新緑のブナの木陰は気持ちよい 青空と淡い緑は大好きだ
この尾根は登り始めてすぐにブナ林が左手にずっと続く。淡い緑色の新緑のブナは最高!
近くの三久安山のブナ林も素晴らしいが、ここも素晴らしい。尾根の右手の鳥取側斜面は
植林で杉から檜へと変わっていく。尾根の左手の兵庫側はブナと自然林で気持ちが良い。
テープもほどほどで高島トレイルのようにうるさくない。これも地元の人が目を光らせて
とっているらしい。
後ろの山は氷ノ山 360度 展望抜群!
VX-8でAPRS発信
8:30
涼しくて汗もかかないうちに、山頂1216.4mに着いた。「早すぎるな(^^;)」
心配した黄砂も今日はほぼ無くて素晴らしい360度の展望。「来て良かった」
すぐ北にある氷ノ山の山頂付近に、残雪が3箇所ほど見える。

ゆっくり景色をながめながら無線機をつけた。
430Mhz FMは昼くらいに賑やかになるのでまだ静か。
D-STARで六甲430RPT経由生駒430RPTでコールすると京都伏見のJQ3NNNさんが応答
して下さった(8:47am)。本当に久しぶり。
次にJN3KKMさんが、東大阪から生駒1200Mhz経由六甲430で僕をコールして下さった
(8:54am)。1200Mhzのレピーターも久しぶり。来るときに車から発信していたAPRSの軌
跡も、山頂でのAPRSもGoogle地図にちゃんと表示されているとのこと。
同じくD-STAR生駒430山かけで、豊中のJN3VDEさんが呼んで下さり、これまた久し
ぶりのQSO(9:24am)。続いて、年末にアイボールしたJP3ABAさんと初QSO(9:34am)。
和歌山県の有田430RPTにも山頂からD-STARハンディー機で綺麗に電波が飛んだ。
和歌山市のJG3AQCさんが応答して下さり初QSO(9:42am)。
D-STARでの交信で退屈することなく360度の景色を2時間近くも楽しめた。
下山の東尾根もブナ林 スキー場が見えてきた
10:15
晴天ながら風が冷たいので、そろそろ下山することにした。
東のスキー場へ続く尾根もずっとブナ林が左斜面に続く。ブナ帯林の新緑の頃につきもの
のムシカリの白い花もあちらこちらに咲いている。
ブナの木もカエデ類もとても多い尾根なので、秋の紅葉の頃も綺麗に違いない。
「秋も雪の頃にもまた来てみよう」

もうすぐスキー場と言うときに、綺麗な雄キジが真横の草むらから飛び立って驚いていた。
すぐ近くの三久安山に登っているという、自称・小栗旬ことやまあそさんから無線コール。
明日のオフの下見とか。やはり今年はどこも花が遅いようで、目的の花もつぼみが堅くて
2つしか咲いていないという。
どこでも歩けるスキー場 国道29号線前に出た
スキー場の手前くらいから3つほどの道標は、雪圧で曲がったり文字がとれたりしていた。
3月に終わった雪のないスキー場はもうぬかるみもなくどこでも歩ける。
スキー場の車両道路を利用して国道まで出ることにした。

11:45
下山して国道29号線を3キロ先の駐車地点に向かって歩いていると、三久安山にいたは
ずのやまあそさんがクラクションを鳴らして追いかけきて「乗るのじゃ〜!!!」とおっしゃる。
「駐車地点まで乗せる代わりに、明日のオフに下男として車を出しておくれ〜」と、お達しが
あった。明日のオフで下山地点(藤無峠)にデポする車の台数が足らない予想らしい。
「明日の日曜日はウマイ具合に予定もないし了解〜」と返事。
今日撮ってきたという花の状態と滝の写真を見せてもらった。

車に戻ってから、ザックに入れて行ってた弁当を食べた。下界は18℃になっていた。
短い距離だったので歩数はたったの15740歩。「今日と明日で1回分としよう」

道の駅で、相棒に頼まれたお土産を買って帰路へ。
15時帰宅。黄砂が沢山ついている車を洗う。 明日のためにウエアー類も即洗濯機へ〜。

相棒は、五月山の2コースを歩いてきたらしい。

明日もブナ林が歩ける事と、ネットではずっと以前から知っていても初顔合わせの方達に
お会いできるのは楽しみである。
本日のルート
この1つ前の記録は「【北摂】残って欲しい長尾山(池田市)と舎羅林山(川西市)」です