後山(1344.6m)



【山 行 日】平成11年5月29日(土)                  
【行き先 】後山(1344.6m)・・兵庫県50名山の1つ       
【コ ー ス】(松の木フィッシングセンター)−なめらの滝−不動の滝
      −行者コース−山頂−一般道−不動の滝−なめらの滝
【メンバー】矢問源氏とその妻MICKEYの2名             
【天  候】晴天  
本日、日名倉山に続く2つ目の山。千種富士ともよばれている笛石山のすぐ北
西にある。教霊山、板馬見山とも呼ばれる修験行場として知られ、今も行場の
多くが残り「西の大峰」とも呼ばれている。標高差約1000m。
15:23
なめらの滝の車止めで車を置いて登山開始。
ここからは関係者以外車の立入禁止となっているが、ここから先の方が道はきれ
いに作られている。なんか割り切れないけど徒歩で登る。15分ほど登りその
真新しい林道から右への林の中の登山道へ入ると「元小屋跡」がある。
「三の沢」「観音寺跡」「寺跡」を経るとあの真新しい林道の終点に出る。

立て看板があり、「大馬鹿門コース3時間」「行者コース」「一般道コース」の
説明。別にこの前ヘリコプターで作られた大馬鹿門を見たくて来たのではない
ので行者コースを採るつもりで進む。男性が1人下山してきた。
「二の沢」には10畳ほどもある小屋があり、その中には石仏もある。
外には「垢離取場(こうりとりば)」「女人禁制跡」「これより女人結界」の札。
「女人禁制跡」が正しいのか「女人結界」が正しいのか悩んでいると女性連れ
が下山してきた。地図では奥の院へのコースの行者堂周辺が女人禁制のはずな
ので進むことにした。トタンで三角に組んだ避難小屋もある。
15:52
不動の滝。水がすばらしく澄んでいて冷たい。時間が心配になり妻と話し合う。
心配する僕。行けると言い張る妻。行くことに決定。木の階段を上り「鐘懸の行者」
で一休み。ここからしばらくはガレ場を通過する。
16:10
右の大馬鹿門コースとの分岐。左をとる。
16:18
「左一般道1600m・右行者道980m」の分岐に来た。妻は迷わず右へ。

          胎内くぐり岩   直登続き。ココは岩場直登より少しマシ。


「廻り岩」「胎内くぐり岩」「屏風岩」「股のぞき岩」「格子岩」「大のぞき岩」
「熊穴」と、まあ何とも言えない険しい直登の岩登りが続く。20ミリロープ
がほぼ垂直に10メートルほど下げられている所をいくつも登るのだ。
息子達が来たら喜ぶコース。今日、2つ目の山の僕たち夫婦にはチトきつい。
岩場を登り切ってもまだ350mほどは山道を登る。ウーンこたえるなぁ。
17:12 頂上
山頂付近はブナ林もある。兵庫第3の高峰。晴天で眺めも最高。

   頂上から東側を望む。景色は最高だ。   頂上から南側。先ほど登った日名倉山。


祠もあり「教霊山」の木札も。岡山県側への下山路は通れないと看板。
さっき登った日名倉山もよく見える。植松山、三室山も見える。
日名倉山の西斜面に凱旋門の様な真新しい建造物(写真白い点)があるぞ。
岡山県側からあそこまで道があるようだ。あそこが日本最大のベルといわれる
「リュバンベール」がある公園だな。次回の楽しみとしておく(^^;)
17:33
下山開始。帰りは時間もないし、あの行者道は危険なので一般道を選択。
全く普通の登山道。同じ山を歩いているとは思えない。
18:30
不動の滝のところの清流で顔を洗う。気持ちいい。
18:53
下山完了。まだまだ明るくて良かった。一日に3様の道を経験した。
新緑、紅葉では日名倉山も後山も有名。2山とも本当にきれいな沢を持つ。

2008年3月の「【岡山】残雪の駒の尾山から後山」の記録にリンク