植松山


【山 行 日】平成12年1月8日(土)
【行 き 先】植松山(1191.1m)・・ふるさと兵庫50山の1つ
【メンバー】僕(矢問)と妻(MICKEY)
【天  候】曇り時々雪
【地  図】1/25,000「西河内」「千草」・エアリアマップ「氷ノ山」裏面
以前に日名倉山から見た、どっしりとした植松山に行くことにした。
僕たちにとっては「ふるさと兵庫50山」の23番目の山登りとなる。

429号線沿いの旅館「さんすい」の前の登山口の案内に従い、林道へ。
100メートルほど行くと、ゲートが閉められている。手前には車が1台。
「冬はここで終わり?」「林道終点の広場まで行けるはずなのになぁ」と。
車を降りてゲートを見ると、鍵はかかっていない。開けて林道を走る。
しばらく登ると分岐。小さな木の植松山案内板が右を指している。ずっと登ると
ガイドブックにある終点の広場。車が1台。ゲートが閉まっていたのに・・・。
心配していた雪は全くない。気温は0度。「福海寺・植松山」の小さな木片の道
しるべに従い、10:04登山開始。沢沿いの道を登りしばらくすると大きな石
がゴロゴロしてる登山道となる。少し歩きづらい。大きな石のある登山道で上を
見るとすごい岩肌。こんなところが3カ所ほどあった。落石があると怖いな。
30分ほど歩くと暑くて服を脱いだ。何度か渡る丸木橋はまあまあ新しくしっ
かりしているが、霜で滑る。
道には3センチほどのびた霜柱だらけ。「バシッ、バシッ」と霜柱を踏みしめて
歩く。右足首が少し痛いのでゆっくりペース。
11:00 小河内(オゴウチ)の滝。滝への左の道を下りていく。20〜30
メートルの滝。水量は豊富。右の3分の1が凍っていて、つらら状態。綺麗だ。
滝の左奥には神様が祭ってあった。
なかなか綺麗な滝ですよ

登山道にもどり、ヒノキの植林帯を登る。10分ほどで分岐。右の橋を渡って
だんだんと登りがきつくなる。雪が積もってたら大変な道だ。背の高い植林帯の
所に来るとさらに急な登り。草も無く薄暗い、テープが無くて、雪が積もって
たらホントに道なんてわかりそうもない。どこもかしこも木間が道に見える。
途中の水たまりはカチンコチン。雪も斜面に残っている。きつい登りを終える
と右へのしっかりした踏み跡。この辺から雪がちらつきだした。溝状になった
踏み跡に以前の雪が残っていて全て氷の固まり。滑るので道を少しずらして歩
かないと進まない。男性が1名下山してきた。車の主かな?
12:00 植松山山頂。ここは植林帯から出たところで少し広くなっている。
くそ〜、小雪で展望がきかないや!

雪がだいぶ残っている。三角点は見つからない。「霊峰植松山福聚寺跡」と小さ
な祠がある。小雪が舞っていて展望がきかないのが実に残念。
植林帯に入ったところで昼食に。寒くて指が動かない。暖かい食べ物は格別だ。
男性が1名登ってきた。展望がきかないので直ぐ下りていった。ゆっくりお
茶も飲みあれこれしゃべって、静かな山を楽しんだ。
やっぱり暖かい物にかぎるなぁ

12:45 下山開始。頂上から少し下に「頂上の池」の木札。行ってみたけ
ど雪が積もっていて全くわからなかった。急な坂はホントによく滑る。氷の道
が怖い〜。「こんな急な道、登ってきたのかなぁ」「暑いときならしんどい坂や
なぁ」とかいいつつ、スリップに注意してゆっくり下山。ストックが役立つ。
霜でツルツルの丸太橋を2つ慎重に通過。
13:12 分岐。滝壺の綺麗な5メートルくらいの滝横を通過して、岩場の
丸太橋を通過し、13:24 小河内の滝。この横を通りながら上を見上げると
赤いテープがある。この上にも登山道があるのか。南から登れるのかも。
14:00 下山。「ピーン、ピーン」という発信器の首輪をつけた猟犬を連れ
た男性が1人。直ぐに下りていった。僕たちも荷物を片づけ、途中の道の駅「
ちくさ」で「ふ」を買い帰宅。展望がきかなかったのは残念だったけど、綺麗
な水の沢沿いを登る静かな山を楽しめた。ホントに今年は雪が少ない。