【沢】鈴鹿:野洲川 元越谷


【行き先】 野洲川・元越谷
【日 付】 2001年10月14日(日)
【コース】 大河原橋〜林道ゲート駐車〜猪足谷出合〜入渓−15mの滝
      −仙ノ谷出合−仏谷出合−稜線−水沢峠〜林道経由・駐車地点
【天 候】 晴天
【メンバー】矢問&MICKEY

 前夜23時に1号線の道の駅「あいの土山」で車中泊。日の出と共に猪鼻から
北進し鈴鹿スカイラインの手前、水沢岳などの小さな2本の登山口道標のある
「大河原橋」から右折して林道に入る。1キロほど行くと背の高いゲートがあり、
全く通せんぼ。車は1台もない。準備にかかる。気温は8度。

ここから先は徒歩です

6:30
ゲートの横をすり抜けて左に沢を見ながら林道を歩く。堰堤が3つほど。
その水が何とも綺麗。「先が楽しみ(^^)」とMICKEY。「綺麗なぁ」といいつつ
橋を渡り、沢を右に見ながらさらに歩く。堰堤がある。
そして開いている、低い黄色の鉄ゲート。堰堤も見える。猪足谷との分岐の橋。
「水沢岳2.30h・宮指路岳2.00h」とある。
左(東)に進む。5分ほど歩くと右手に広い場所。SHIGEKIさんの記録では
ユンボがあったところだろう。ここから入渓。
広い河原を歩く。朝日がチラチラ覗き始める。「なんて綺麗なところ」とMICKEY。

6:49
堰堤。右を巻く。沢に下りてまた堰堤。これまた右を巻く。
中州のように真ん中にこんもりと木が茂っている。分岐してるはずはないが・・。
最初からルートを間違うのもいやなので、右の水量の多い方へ。そして戻って左
へ。どちらも同じ所に出たので、安心して前進。淵の水がエメラルドグリーン。
綺麗だ(^^)。右に折れてゴルジュぽくなった所にドーンと堰堤!
「うっ、もう堰堤2つ越えたのに、なんであるの(@_@);」
「ルート間違えたかな。方角も高度も合ってるが(^^;)」といいつつ偵察。
堰堤の右は全く登れそうもない壁。堰堤左のガレ場をよじ登ったが、上の小石で
乗り越せない。仕方なく下りる。少し戻って右から巻いた。これが正解のルート。
もう一つの堰堤もそのまま右を巻いて沢へ。
「この前の八池谷と同じく入渓点が早すぎた(^^;)ごめん」と僕。
(※今回の入渓点は「これで正解」と山日和さんに後日教えていただいた (^^)v)

7:45
腰までつかって左をへつる。「冷たい〜!でも綺麗な水は気持ちいいなぁ」と
言い合う。ちいさな滝がいくつもある。

「朝から冷たいよ〜」とMICKEY

「綺麗なぁ」「明るいなぁ」と笑顔で連発してると15mの大滝。壮観である。

釜を越えるために、右の壁のバンドをトラバース。

「バンドで滑るなよ〜」と声援(^^) 「やっと滝の中間地点ね」と一息

滝の右の岩場を木の根にもつかまりながら登る。中間地点から右のガレ場寄りに登った。
すごく上に出た。はるか下に沢が見えるが、下り口が見つからない。
「沢に下りるにはザイルが要るなぁ。出そうか・・・」しばらく偵察してると
「上に踏みあとがあるよ」とMICKEY。「でかしたMICKEY!あんたはエライ!」
(※もっと滝身よりの岩場を登ると滝口に出ると山日和さんに後日教えていただいた)
8:20
赤テープもあり、それに従って行くと、涸れ沢沿いに沢に下りられた。
ここからは美しいゴルジュ。小滝が10ほど続く。釜が何とも美しい。
「ここならまた来たいね」とMICKEY。ホントに綺麗な観光沢登りだ。


8:45
左にガレ場を見て4mの滝の左を巻くと仙ノ谷の出合。
(※仙ノ谷はもっと下部の左俣がそうであると山日和さんに後日教えていただいた)

右に進む。ここからもナメや小滝がいくつも続くので飽きない。

9:00
右に4mの滝を持つ沢を見て、そのまま直進。ここからも10以上も小滝が続く。
全て直登できて楽しい。


9:40
右に5mの滝を持つ仏谷を見て通過する。2段5mをシャワークライム。
ナメ滝、小滝を越えると、4mの滝。「遡行図は巻くようだけど、巻かずに直登
してシャワーあびましょか(^_-)」と僕。「シャワークライム賛成!」とMICKEY。

「ぎぇ〜、冷たいよ〜!」 「やった〜! 登れたよ(^^)v」

「うおおお〜、つめてぇ!」と僕。「ひゃ〜、冷たい〜」とMICKEY。
ナメや小滝が続き、少し休憩。50mの廊下のあとは多段30m。右側を快適に
登る。20mの溝は水量が多くて美しい水しぶき。
あとは静かな林の中を流れに沿って登る。
枝沢も多いが、主流は明白。水が切れて、少し登ると稜線の鞍部に出た。
滋賀と三重の県境の稜線である。三重県側の景色が綺麗に見える。

10:50
左(北)へ15分ほどアップダウンをすると、水沢峠。登山靴に履き替えて休憩。

三重県側から男性が登ってきた。宮越山へ登るらしい。僕たちは左(西)へ下山
開始。しっかりした道で快適。高度750mあたりで沢のすぐ右を歩くことにな
る。テープもあり、快適。登ってきた沢を見ながら横を歩くのは気持ちいい。
高度680m辺りで黄色テープと赤テープが右に向かう。「まだ林道への登りは
早すぎるけどなぁ・・・」と念のため偵察へ。違う。元に戻り進む。登山者とす
れ違う。高度630m辺りで堰堤の右岸に出た。「朝も向こうの左岸を通ったな
ぁ」そこから右へ折れて道は上と下の分岐。下を一応偵察へ。違う。赤テープの
ある上に行く。急に登りがきつくなり、丸太で土砂止めしている急登を登り切ると
680m地点で林道に出るはずだ。

「わ〜い、やっと林道に出た!」

12:00
林道に出た。あとはこの道を下るだけ。「楽しかった〜」をMICKEYは連発してる
12:30
猪足谷との分岐の橋のところに到着。山菜取り?の夫婦連れ。
12:40
ゲートの駐車場。車が他に3台あった。
かもしか温泉で汗を流して、15時半帰宅。
ここは、また来たいお気に入りの沢の1つになった(^^)
(※かもしか温泉は500円。狭い露天風呂。洗い場は2つのみ(;_;))

この前の山行記録は「比良の沢:八池谷」の記録です