今日はデイリースポーツ社と神戸新聞社主催の愛宕山登山に参加しました。
朝6時30分に家を出て、2時間で阪急嵐山駅の集合場所へ。そこで親戚の若者
とも合流。駅前は5センチほどの積雪。風が冷たい。なにしろ今日は京都は大雪
警報が昨晩出ていていやーな予感。
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駅前もなかなかの雪です |
9時00分
駅前出発。落柿舎や二尊院前を通過。
10時00分
登山口の駐車場前でアイゼン装着のアナウンス。
「登りは必要ないと思うなぁ」と妻や息子達に言いながら指示通り装着した。
4爪の簡単なもの。大勢の参加者なので雪が踏み固められただけではなくて
アイゼンで耕されて土と雪のどろどろ状態のぬかるみ。
先週の美しかった丹波の三岳とは大違いに妻も息子も「ぶつぶつ・・・」。
せっかくの浅い雪道もだいなし。月輪寺への左折のところでアイゼンをはずした。
全く滑らない。泥だらけ。アイゼンをつけたままの大半の人たちはアイゼンに
団子状態につく雪泥団子と奮闘してかえって滑って危険。それでも頑固にはずさ
ないこの人たちは「せっかく苦労してつけたのに・・」と。ヘンナノ。
蟻の行進のような登山で興ざめ。
一人分のラッセル道なので抜くことも休むこと も出来ずにのろのろと・・・。
11時45分
月輪寺到着。超スローペース。子供達もあきれ顔。
登りはじめから30分に1度思い出したように粉雪の吹雪が10分間ほどある。
月輪寺を過ぎてから愛宕神社へあと10分のところまでは激しく吹雪きっぱなし。
家族全員スキー手袋をしていても指先が冷たい。こりゃ展望どころではないぞ。
「孫さんからの依頼の笠形山は見えないだろうねぇ・・」と妻。
「何のこと?」と言う親戚の若者にも孫さんからの依頼をプリントアウトしてき
ていたので見せた。子供達も笠形山での思い出を話し始める。特に妻の下りの泥
道での尻餅が忘れられないらしい。妻は「そんなこと早く忘れなさい!」と。
12時40分
愛宕神社到着。小雪と風が冷たい。弁当をそそくさと食べる。寒い。
背中に入れていたタオルを4人とも抜き取ると湯気がボワーと出た。
これでゾクゾクするのは防げる。私と妻と長男(5年)の雨具はゴアテックスな
ので内側も蒸れていないが、次男(4年)のはL.L.Beanの長男のお下がりなので
ひどく蒸れてびしょびしょ状態。薪ストーブのそばで乾かした。
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雪の境内は墨絵のよう |
13時15分
表参道下山開始。下山はアイゼンをつけないと危険と思っていたが、雪山用の
ストックがしっかり体を支えてくれる。下山もアイゼンをつけたままの人はアイ
ゼンについた雪泥との戦いのようだ。ストックのみの我がファミリー隊の方が
スムーズに歩けている。私たちを見てアイゼンをはずす人が増えてきた。
ただし時々はアイスバーン状態のところで転ぶ人たちもいた。
下山しながら西の方を見るが亀岡の牛松山の5合目あたりまでしか見えない。
時々晴れ間が出るがその程度まで。孫さん残念ながら今日はだめみたい。
愛宕山にはまたくるので今日はごめんなさい。
これほどストックが役立った登山はない。いつも「邪魔になるなぁ」と
「おじゃまん棒」扱いになるケースが大半であったのに・・・。
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敷物をそりにして下りる次男 |
15時25分
下山完了。嵐山の駅のそばで一服。親戚の若者と別れた。親戚の若者は今日が
初の登山。6爪アイゼンで頑張っていた。「マラソンよりしんどいなぁ」と
使い慣れない筋肉を使った素直な感想をポロリ。ハーフマラソンによく出場し
ているのだから体力持久力は抜群。これからも懲りずにまた行こう(^-^)
17時15分
今日宿泊の宇多野ユースホステルに到着。フロントの心遣いがニクイ。
到着するやいなや「Kさんファミリーですね。おかえりなさい。26号室:
”愛宕”です。ごゆっくり」と、わがファミリーに「愛宕」を用意してくれていた。
明日はここから徒歩30分の「太秦映画村」で遊んで帰ります。
2月11日(日)快晴
今日の登山なら孫さんの依頼がかなえられたかも・・・と残念無念。
ただし昨日以上にひどい泥道間違いなし。どなたか笠形山見てくれた人いないかなぁ。
「3971」のどうまんさんの発言のように「スンゴイ」ソフトでは見えるとのこと。
今度自分の目で確かめます。ハイ。
息子達は映画村でエンジョイ。長男はくじ引きで「3等スケートボード」が
次男は「5等くまのぬいぐるみ」が当たって満足顔。大学生時代によく行った
帷子の辻の中華屋でお昼を食べて京福電車で四条大宮まで。妻も息子達も路面
電車が初めてで感激していた。私の良く乗っていたころは車掌さんもいたが今は
ワンマンカーでバスみたいなシステム。ちょっと寂しい気がした。
あーいい天気。今日登山している人たちは景色いいだろうなぁ・・・。
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下は1995年5月5日の愛宕山。表参道は満員でも、逆コースは貸し切り状態で満足でした。
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最高の天気でした | 首無し地蔵前で |