【北摂】中山連山 夫婦岩まで山ネットのサポート登山


【行き先】 北摂 中山連山・夫婦岩
【日 時】 2016年7月3日(日)
【メンバー】視覚障害者8名、晴眼者(サポーター)25名 合計33名
      (MICKEY、ナイトン、ノイン、矢問 含む)
【ルート】 阪急中山観音駅-川沿いルート夫婦岩
      -参道ルート-中山観音-中山観音駅

     ★本隊は阪急梅田8:50=中山観音駅9:20~中山寺山門9:25
      ~奥の院への山道9:45~夫婦岩10:25/11:20
      (我々先行隊と合流・旧交を温める)
      ~山頂への分岐11:30~あずまや11:50(休憩)
      ~分岐(最高峰と奥の院)12:10~奥の院への道
      ~昼食12:25/13:10~中山寺奥の院13:25(休憩)
      ~清荒神方面へ13:40~清荒神駐車場14:50
      ~阪急・清荒神駅15:20=梅田15:50
7月の視覚障害者の登山サークル「山ネット」の行き先は中山最高峰とのことで、Mさん
から、いつもと違う形の7月の山ネットサポートの依頼が来た。
しばらく山に登っておらず、今回の中山観音駅から中山奥の院や中山最高峰に至って
清荒神駅に下るという企画ルートを完歩できないであろう2名の視覚障害者を、本隊より
先に集合して先発誘導して「夫婦岩」で待っていて欲しい、との事であった。
   
 中学生時代のナイトンと、どぼたん  中学生時代のナイトンと、どぼたん
   
 現在のナイトンと、どぼたん  現在/二人とも太って腹が出すぎ!
その2名とはどぼたんとふくろうさん。「どぼたんが来るなら僕も行こうかな」と長男ナイトン。
山ネットのホームページにある「サポートってなに?」のページでどほたんをナイトンがサポート
していた中学生の頃の写真がアップされている。もう16~7年前の写真だ。
今回ナイトンは久々にどぼたんをサポートする。さてどうなるやら。

夫婦岩でのどぼたんやふくろうさんの状態で奥の院まで行くか、中山寺へ戻るかを決める。

中山観音駅に9時前にMICKEY、ナイトン夫婦とともに到着。
遅い出発組のNさん1名だけが同時着。先行出発はまだ誰も来ていない。
   
   
次々に先行隊が到着。トイレが反対側ホーム上なのでトイレ時間もかかる。

「おお~っ、ナイトン君、大きくなったなぁ~!」と、どぼたん。
「お久しぶりです!」とナイトン。


ふくろうさんはSGさんがサポート。同行予定の点字毎日の若いS記者は山は初めてという。

出発が9時18分になった。西側の表参道起点から行きかけたが、中山寺の墓地西側から
のルートに変更。MICKEYが偵察に走りナイトン妻のノインとともに先導してくれた。

この時間は公園横から表参道に進む人が増える時間なので、静かで日陰の多い並行ルート
の川沿いで進み、途中で左(西)へ進めば夫婦岩に出るルートにした。
心配した雨では無いものの、実に蒸し暑くてバテやすい日だ。日陰が一番良い。

若いS記者が直ぐにバテ始め最後尾になっていく。前に来てもらいペースを調整した。
スニーカー、ジーパン、サイズがあっていないザックと、疲れる要素が満杯の記者さん。
ふくろうさんも息が切れる様子で「休憩したい」の希望が頻発しこまめに水分補給。
それで良い。無理は禁物。どぼたんも滝のような汗で、もうTシャツは肌が透けて見える
ほど濡れている。「どぼたんの敵は今日の暑さより、体重だね」と僕。
ナイトンもどぼたんを追うような体格になり太りすぎだ。二人とも腹が出てきている!。

STさん、KKさんもこまめな休憩でなんとか夫婦岩には行けそう。
心配していたKKさんよりもSTさんが、いつもと違って疲れ気味のようで気がかりだ。
   
   
   
夫婦岩手前の東屋に着いた。「お久しぶりです~」とYGさんが猫むすめさん。

バンダナが似合い、頼れるサポーターだったYGさんは現在闘病中でとても山には来られ
ないと思っていたが、猫むすめさんと共に早い時間から一歩一歩ダブルストックで登って
きたという。大変だったと思う。「YGさん!よくここまで来られましたね」とその気力に感動
して握手した。

MICKEYが「オリーブさんも本隊と一緒に来ているよ」と教えてくれた。
「矢問さん、こんにちは!」京都からオリーブさんも久々にサポートに来てくれたようだ。
「うわ~、お久しぶり!」と僕。
   
   
すぐに後発隊の本隊のMさん達が登ってきた。あと60m先の夫婦岩まで全員移動した。
そこで恒例の記念写真と元気賞の発表、そして久々の参加の方達のコメント。
MTさん作成の新聞も配布された。

夫婦岩のルートはこんな暑い日でも多くの登山者がつぎつぎに通って奥の院や中山最高峰へと
登っていく。

どぼたんもふくろうさんも「夫婦岩までで充分。ここまで来られた自分を褒めてやりたい」と
言っている。奥の院まであと半時間だが「無理」とのこと。S記者も「もう無理」と言う。


山ネット本隊はどぼたんやふくろうさんとお別れして中山最高峰へと出発した。

YGさんと猫むすめさん、そしてきたどぼたんやふくろうさんをサポートして僕らは直ぐ下の東屋に
戻り、ランチタイムとした。
バテていたS記者が、もう下るのみとなって元気が戻ったようだ。ナイトン妻ノインとゲームの話しで
盛り上がっていた。

「早くもヤマハギの花が咲いているよ」とMICKEY。数輪だが咲いていた。
金剛山系からのCQを出されてロングQSOされているJH3JFF/3さんに久々に応答した。

STさんのポーチの口が開いている。免許証を落としたらしい。5人で夫婦岩まで探しに行ったが
なかった・・・。だれか登山者が届けてくれていれば良いのだが・・・。
(良い登山者に拾われたようで、警察に届いたいたとのこと。本当に良かった。感謝。)

帰路は来た川沿いの道ではなく、空いている時間なので丁石とお地蔵さんが点在する表参道を
頻回に休み休み下ることにした。

どぼたんが「ううう・・・膝が笑っている」と繰り返す。ふくろうさんも足下がやや震えており、Sさんの
サポートの歩数にあわずに石に躓く回数が増えている。

そして無口になったままのSTさんが疲れのピークに見える。ゆっくりゆっくり行こう。

トカゲがミミズを何度もくわえて食べようとしている。
   
   
   
12:50
公園に出た。疲れた足のふくろうさんがSさんの誘導からそれて、公園入り口の車止めの
石に躓いて大きく転倒した。怪我はなくてホッとした。
トイレもあるし、ベンチでしばらく休憩した。アベマキの木陰が涼しい。アベリアも咲いている。

ここからはつまずきやすい中山寺への左手の細い道を避けて、右手のアスファルト道を
行くことにした。「このほうが楽だ」とふくろうさん。

13:10
中山観音寺についた。中には入らず山門でSTさんは待つという。
その他の者は境内へと進み、ムクゲの花や見頃の大きな蓮の花、ハナイカダを楽しんで、
境内横のテント下のベンチで14時までのんびりすることにした。
   
   
14時に僕ら家族は解散させて頂いた。本隊は1時間後に中山観音へ到着するらしい。
この後、皆さんは梅田で本隊と合流して反省会に参加される。
僕らは中山寺の喫茶室でかき氷を食べて体のほてりを冷ましてから電車に乗って帰路へ。

帰宅して靴を洗い、シャワーを浴びてクーラーの部屋に飛び込んだ。実に暑い日だった。
流石に歩数は少なかった。9,071歩、2,597kcal、燃焼脂肪34.4g。
 本日のルート
 
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