【但馬】去年の感動をもう一度の御祓山


【日 程】2015年4月18日(土曜日)
【山 域】兵庫県養父市大屋町 御祓山(773.1m)
【コース】糸原・登山口-北尾根コース-みづめ桜-御祓山
     -南尾根-登山口
【メンバー】MICKEY・矢問 
去年の同月19日に、コバノミツバツツジの群生地である御祓山に行って感動した
MICKEYが、今年も行きたいという。去年同様に明日日曜日は天気が崩れるらしい。

別の山の予定にしていたが、たまにはMICKEYの希望を聞かないと申し訳ない。
「みづめ桜も元気かなぁ。あの木の洞にいた鳥は今年も来てるかしら」とMICKEY。

去年同様に、朝4時に家を出て舞鶴道の西紀SAで朝食をとり、北近畿道を走り大屋町
糸原へ。道路の気温は「1℃」と出ている。今日の昼には20℃を超えるらしい。
   
   
6:20
大屋町糸原の登山口には名古屋ナンバーの車が1台。去年も朝1台停まっていた。
ヤマブキの花が去年より少ない。と、いうより枝が短くなっているのだ。「ちぎられたのかな」

今日はハンディー無線機の他に、デジイチCanon EOS 7D MarkⅡと交換レンズも3本、
そしてコンデジはCanon Power Shot SX60HSをカメラザックに入れているので「重たい!」
「行動食や水筒は持ってあげるよ」と僕の分までザックに入れて持ってくれるMICKEY。
去年より少し季節が早く進んだのか、ミツマタの花ももうほぼ終わっていた。

東屋の手前右手の「通行禁止」の古い説明板は相変わらずだ。
「まだ登山道が崩れたり荒れたところは未整備のようね」とMICKEY。
「山腹斜面の登山道ではなく、地形図を見ながら尾根沿いに下れば行けると思う」と僕。
   
   
6:35
東屋。この横の桜はもう散って地面の花びらさえ今年は無い。

去年は登り開始からすぐにコバノミツバツツジが満開の時期で、その数は半端じゃ
なかったが、やはり今年は満開時から少し経っている感じで、去年のように出だし
から圧巻という感じの咲き方では無いものの、まだよく咲いている。
   
   
 「標高がもう少し上がればもっと咲いてるよ」と僕。
「去年ほどではないけど、人もいなくて静かだしやはり綺麗だわ」とMICKEY。
人が沢山いる山をあまり好まないMICKEYは、鳥の声と花に包まれて満足な様子。
アカマツやアセビ、モミの新芽もだいぶ伸びている。去年よりやはり早い。
   
   
標高の低い所では完全に終わっていた馬酔木の花が、上に登るにつれてチラ
ホラ咲いている。去年はアセビの白とツツジの赤のコラボだったのだが・・・。

鳥の声の度に立ち止まってシャツターを切る。ミツを吸いに来ているメジロたち。

一旦、植林帯に下りそこを抜けると左手上にミズメ桜の巨木が見えてきた。
振り返ると山頂付近にまだ雪が残る氷ノ山が見えた。
「今日はご近所のMさんのご主人と子供さんが氷ノ山に登ってるよ」とMICKEY。

ミズメ桜の写真を撮ってる男性が見えた。名古屋ナンバーの車の方だろう。
写真撮影を終えて下ってこられてすれ違うタイミングでご挨拶。
   
   
   
7:35
みづめ桜。「洞に去年のキビタキはいないね」とMICKEY。「いないねぇ」と僕。
桜を見つつ、ベンチで行動食を食べ、のんびりと周囲の斜面に咲くタチツボスミレを見る。

山頂へ向かう。キツイ斜面をゆっくり登る。登りではMICKEYは速い。もう見えない。 
   
   
8:30
御祓山山頂(773.1m)。山頂手前のミツバツツジはまだつぼみだ。
山頂周囲の馬酔木は花が満開状態。無線機をワッチしたが朝早くて静かなものだ。
去年より寒くない山頂。鳥の声が多い。

8:45
下山開始。南尾根ルートとの分岐手前で「今日は自己責任で南尾根を下ろう」と僕。
「私はピストンで下ろうかな」とMICKEY。「北は登って来る人が多いと思うよ」と僕。
   
   
南尾根はしばらく行くと右へと下る丸太階段が見えたが、しばらく行くと消えている。
地形図を見て、確実な尾根筋を進むことにした。急斜面には虎ロープがあった。
途中で獣よけネットが張ってある。道標やベンチも時々現れる。
こちらのコバノミツバツツジもよく咲いている。北尾根よりも鳥が多い。
ミツを吸うメジロはとても多くいて、ヤマガラも飛び回っている。

途中のベンチで休憩。花と鳥の声だけで気持ちよい。
途中でまたもや右斜面に下る丸太階段。またすぐに道は流れたらしく消えている。
ほんのちょっとトラバースして戻り、確実な尾根筋を下ることにした。尾根は歩きやすい。

10:00
右手に東屋が見えた。あと少し尾根を下り終えて細い沢をひとまたぎ。朝通った道に出た。
男女が来たので挨拶。今から登るようだ。
次に単独男性が来た。「おや?。さとゆきさんでは・・・」と思っていると「あっ、矢問さん
ですよね。お久しぶりです。」とお互いにこにこ。同じ市民のさとゆきさんだった。
「今から登るとけっこう暑いですよ。お気をつけて」と言って別れた。
   
10:10
下山完了。駐車場には、14台の車があった。去年の同日よりはやや少ない。
「南尾根は誰にも会わなかったけど、北尾根を下っていたら、なかなかの人だったろうね」

去年は下山後に大樽の桜の木を見に行き、さらに加保坂の水芭蕉の自生地にも久々に行っ
たが今年は「もう満足したわ」とMICKEY。今年はこのまま地道で帰宅することにした。
気温は18℃になり、途中で21℃になった。朝との温度差、なんと20℃!

ヒカゲツツジの向山の横を通り帰路へ。
3時間ほどしか寝ておらず睡魔に襲われ、木陰で半時間ほど仮眠して15時帰宅完了
今年も黄砂やヒノキ花粉でザラザラになった車を洗車してしっかりとワックスがけした。

結婚式の衣装を今日選びに行ったという長男が彼女をつれて明日家に来るらしい。
家族全員で久々に「たこ焼きパーティー」をしようという。また太ってしまいそうだ・・・。
 本日のルート
 
   この1つ前は「【芦生】10年前と同月同日の残雪の芦生の森」の記録です