【北摂】岩根山から鳥脇山の里山ランチ歩き


【山 域】 北摂/猪名川町・川西市/岩根山342.2m・鳥脇山484.2m
【日 時】 2013年3月20日(水・祝)
【メンバー】矢問 単独
【コース】 戸隠神社前-赤松-岩根山342.2m-鳥脇山484.2m-戸隠神社前
 
今日は曇り時々雨と天気が悪そうで遠出はやめた。里山で昼ご飯を食べにでも行こう。
やまあそさんが2月下旬にMTBで走った岩根山から鳥脇山へ行ってみることにした。

昼食目的で11時過ぎに家を出て、戸隠神社前を11時半に出発。空は曇り空。
民家の横に入って田んぼの所に出たが、結局大きな道に出るだけだった。トホホ。
   
 フキノトウはもう大きくなっている  水仙もそろそろおしまい
車で来た県道12号線を逆に南へと下っていく。ローソン手前で右に入り野尻川にかかる中山橋
を渡り民家のある道を南南東に緩やかに登る。左手の土手にはフキノトウが沢山あるが、摘む
にはもう大きくなりすぎている。右手には綺麗な水仙の花がいていた。
   
 溝を掘ってある道  またアスファルト道に下る
   
 岩根山方面  梅が咲いていて鳥が多い
峠の所に来ると左手は民家。そこから右へ深い溝が掘られた土道になるが、すぐに
また下ってアスファルト道になる。左手は田畑が広がり貸し農園になっているようだ。
行く方向の上を見ると中腹にアンテナ塔のような物が見える。
   
 舎羅林山方面 竹林に入ったものの・・・・ 
岩根山・高原寺の墓地の前からは舎羅林山方面の展望が良いが黄砂で霞んでいる。
歩く道の左手には白とピンクの梅の花が沢山咲いていてホオジロが枝にとまっていた。
あぜ道には菜の花も咲いている。「里山も春だなぁ」

ふと右手を見ると竹林への踏み跡がある。地形図を見ると岩根山方向。
「入ってみるか」と進むと竹が倒れていたりするが、なんとか踏み跡っぽくて進める。
右にトタンのシシよけを見ながら進むと今度は左からもシシよけのトタンが見えてきた。
   
 踏み跡を行くが・・・・ 最近人が歩いた感じがしない 
12:05
丁度またげる高さなのでまたいで上へと進むと先ほど下から見えていた塔がすぐ上に見える。
その横には建物と民家らしき物も・・・。登って行くと上には男性がいた。「こんにちは」というと
不思議そうに下にいる僕を見て「こんにちは」と挨拶。
建物の左手に出ると立派な車で来られる道があるではないか。
もう少し先へ行ったらこの道を登ってこられたのだろう。「タハハ、なんてこった・・・。」
   
 左の尾根道の登山道へ やっと安心 
そのすぐ先に左(西南西)への尾根道となる登山道が現れた。階段状に掘ってある。
登りやすいが今日は風もなく湿度が高くて暑い。薄手のジャンパーを脱いだ。
   
 大きな口に見える  大岩が現れた
   
 龍神と書いてあるのかな・・  岩の下には今は何もないが・・・
右手に大きな洞のあるクヌギの老木があり、その先にに大きな岩が現れた。
岩の下には「龍・・・」と文字が書かれているがほとんど消えている。
「この岩下の穴には仏像でもあったのだろうか。」
   
 ボルダリングをした跡がある  岩がスパッと割れている
少し登るとまた大岩が現れた。左の岩の方に行くとボルダリングでもしたらしい
チョークのあとがホールドに点々と残っている。暑いのでTシャツ1枚になった。

12:30
スパッと割れた岩の割れ目の間を登ると、右手から来る登山道に合流した。
「お腹が空いたなぁ・・・」と思っていると、すぐに山頂だった。
   
 岩根山/山頂の祠  この香りはコブシかな
12:35
岩根山342.2m。板きれの簡易ベンチもあり、「神龍神観音力」と書かれた柱や祠もあり、
その周囲に並べられた岩々に大神の名が書かれた木がズラリと置いてある。
電波反射板もある。
A4サイズの「神々の忠告」というタイトルで「この山の石または立木等に落書きをして
はいけません。落書きをする者は罪人として神様は見ています。まずはざんげの心を見せ
るなり。人間の神経は神に通ずる道である。願い事有れば正しき誠の心で祈る事。
神龍神観音力 天地愛育の教えなり 大国宮 龍水」と書かれている。
「大国宮というのは戸隠神社の東にある地名であり、大国宮神社もあるのだが・・・なにか
関係があるのかな」

お湯を沸かして、カレーうどんとおにぎりをのんびりと食べた。
「あ~ぁ、やっと空腹のお腹も落ち着いた」と思っているとポツポツと雨が。
雨具の上だけTシャツの上に羽織った。フードをかぶるほどの降りではない。 
   
 良い道だ 分岐にある道標札 
13:00
鳥脇山に向けて出発。東に「赤松」という地名があるが、この尾根筋には赤松が多い。
5分ほどで分岐。向こうからご夫妻連れのようなお二人が来た。
「こんにちは」と挨拶。男性は蔓を巻いて持っておられた。リースか篭でも作られるのだろうか。
左の清和台の方に下る道へと歩いて行かれた。

道沿いには黄色い花も咲いている。「なんという花かなぁ。里山はホントにもう春だなぁ」
(「ヒメリュウキンカ」と丹波のたぬきさんに教えて頂きました。同じ花でも色々あるんだな。)
   
ヒメリュウキンカも綺麗だ  右上へ迂回路らしい
Ca331mの横を通過して右手(北側)に廃屋。窓からは中に洗濯機などが見える。
しばらく行くと倒木で通せんぼして右上に行くようにリボンが付いている。迂回路だ。
登山道に戻り進むと左手にまた廃屋。中は障子もあるがむちゃくちゃになっていた。
   
 送電線鉄塔の所に出た  もう少しで山頂
13:25
送電線鉄塔。少し行くと「バイク直進せよ。路面保持の為!・森林組合」と注意書き。
僕は登山者なので尾根道の急登を南南西へと登って行く。運動靴ではちょっと滑りやすい。 
   
 鳥脇山  これは南への道
13:35
鳥脇山484.2m。猪名川テレビジョンのデジタルテレビ電波塔が建っている。
「さて、ここからどう行くかな」少し戻って尾根筋を北東方向に下るつもりにしていたが、
逆に少し先へ西進して北への谷道(旧道・廃道?)を下ってみることにした。
「これか」と思って西への踏み跡に入ったらすぐに消えた。「こっちか」と思って入ると
綺麗な道だが、これは南への榎峠・切畑山本への道。「う~ん・・・どこだ??」
   
 巡視路を右に折れて東北東ヘ下る ここで左に折れて谷道へ向かう 
13:45
もとの山頂に戻り、猪名川テレビジョンの電波塔の左手に入っていくと登山道らしい道。
「これか~・・・ちょっとわかりにくいな」10分ほど歩くと巡視路の三叉路。右に折れて
下っていく。地形図で真北に行くのかと思いきや東北東に進む。また分岐があったので
谷道へ下りる左へと下った。北西に進路が変わり北に下る谷道になった。廃道同然の岩が
ゴロゴロの道?だ。「やはりこんな道だったか・・・。予定通り尾根道を下れば良かったかな」
ここも運動靴ではちょっと下りにくいところがある。「登山靴にしておけば良かった・・」
   
 祠がある/やはり旧道か  苔むした倒木
14:00
「おや?」祠があった。「やはりこれが旧道だな」地形図の破線部分である。
林業の仕事道のような踏み跡を下る。
   
 仕事小屋か集落の跡かな  古い丸太橋/沢筋には石組
14:15
段々状に整地されていたような所に出た。仕事小屋か集落でもあったのか、水の中継土管
もある。先に進むと伏流水が沢らしくなり、踏み跡は左岸に続く。下の沢筋を見ると沢の
周囲は苔むしているがしっかりと石組みしてある。古い丸太橋も見えた。

踏み跡が分岐となっているが沢の左岸を忠実に進む。赤テープも出てきた。右岸を見ると
灰色の導水パイプが走っている。水を引いているのだろうか。
   
 左から右へ谷筋を下った  お地蔵様
14:25
竹林が出始めた。民家が先に見える。倒れた竹を越えると民家の敷地に出てしまった。
しかし、それ以外進めるところはない。民家と沢筋ぎりぎりの敷地を通り集落の道に出た。
「このルートは最後が良くないな・・・最後の踏み跡の分岐を左に行けば良かったかな」

あとは舗装路をどんどん下るのみ。「自転車なら早いだろうなぁ」途中にお地蔵様がある。
   
 棚田/肝川の集落 戸隠神社 
14:50
戸隠神社前に到着。戸隠神社にお参りに上がった。奥にも古い建物がある。

集落の集まりがあるようで、行くときは僕の車だけだったが、10数台停まっていた。
雨も大したことが無く、里山ランチハイクも短時間で無事終了。
歩数計を見ると12,575歩、燃焼脂肪33.7gと出ていた。

「さあ、帰ろう。近場は楽で、お手軽でランチして散歩するには丁度良いな」
今日は登山靴ではなく普段の運動靴でのんびりと歩いた。
 本日のルート(赤)/次回の楽しみ(緑の尾根ルート)
 
   この1つ前は「【奥美濃】金糞岳・北尾根 残雪ロングルート2013」の記録です